News

入団当時は130キロ台…。急成長を見せた千葉ロッテ・二木 康太投手の歩みから学べるもの

2016.03.08

入団当時は130キロ台...。急成長を見せた千葉ロッテ・二木 康太投手の歩みから学べるもの | 高校野球ドットコム

二木 康太投手(鹿児島情報高等学校ー千葉ロッテマリーンズ)

千葉ロッテに注目の若手投手が台頭!二木 康太投手のこれまでを振り返る!

 昨年3位でシーズンを終えた千葉ロッテに新たな注目投手が浮上している。2013年のドラフト会議で6巡目指名を受けた二木 康太投手だ。今春のオープン戦では2月13日に行われた台湾・ラミゴとの練習試合に4回を投げ3安打無失点の好投を見せた。この日、140キロ台中盤を記録し、次々と三振を奪っていく。

 現在、首脳陣から寄せられる期待から開幕ローテーション入りを狙える位置につけている。そんな二木投手だが、プロ入り1年目には130キロ台のボールしか投げられず、焦りや不安を抱いたこともあった。しかし、そこから努力を重ね今の位置にまで這い上がってきた。

 そんな二木投手の高校時代は、鹿児島情報で3年間汗を流した。悲願の甲子園初出場は果たせなかったものの、2013年の最後の夏では強豪・神村学園に5対4で競り勝ち初の4強入りを果たした(試合レポート)。
二木投手が高校3年間を振り返った時に、入学時は「ストライクはとれるが、スピードは全然ない投手」と振り返る。高校時代は、監督の指示で学校からグラウンドまで12キロほどの距離を、バッテリーで毎日走って通った。「1時間以内でグラウンドに着きなさい」という指示を守り必死に毎日走った。その努力が、ゆくゆくはプロ入りを後押しした。

 プロ入り後は、周りとの差に焦りを覚えた二木投手だったがコツコツと努力を続け、チャンスが巡ってきたのは2015年10月の本拠地最終戦での北海道日本ハム戦だった。白星こそつかなかったものの2番手として登板し5回を投げて1失点。そして、今春のキャンプでも実績。

 努力と成績がともなうようになった根底には、高校時代に培った姿勢が影響しているのかもしれない。今後も好投を続け、開幕ローテーション入りを勝ち取り、ひたむきに努力をすれば自分の可能性は広げられるということを球児たちに示してほしい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.28

春の福岡地区を制した沖学園(福岡)、勝利のカギは異例の「決勝直前沖縄合宿」だった

2024.05.28

【大分】佐伯鶴城は4戦3勝、杵築は4戦で1勝<強化試合>

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】川内商工が2試合連続逆転サヨナラ勝ち!雨のため2試合が継続試合

2024.05.28

【北海道】北海が逆転勝利、27連勝で4季連続V達成<春季全道大会>

2024.05.25

【関東】白鷗大足利が初、逆転サヨナラの常総学院は15年ぶり決勝<春季地区大会>

2024.05.25

【熊本】九州学院、熊本工が決勝へ<NHK旗>

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.05.25

【岩手】盛岡大附がサヨナラ、花巻東がコールドで決勝進出、東北大会出場へ<春季大会>

2024.05.26

【春季関東大会】常総学院・中村虎汰郎が二刀流の活躍で決勝進出に貢献!9回にはサヨナラに繋がるヒット!投手としてはセンバツ後に再転向で連日の好リリーフ!

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商