News

小笠原、青柳、廣岡…早くも期待したいセ・リーグの高卒ルーキーたち

2016.03.05

小笠原、青柳、廣岡...早くも期待したいセ・リーグの高卒ルーキーたち | 高校野球ドットコム

小笠原慎之介(中日ドラゴンズ)

セ・リーグは実力派ルーキーたちが揃う!

 卒業式が終わり、1997年生まれの選手がそれぞれの舞台へ飛び立った。今回はセ・リーグに進んだ実力派の高卒ルーキーたちを紹介していきたい。

 セ・リーグは実力派が揃い、それこそ玄人受けするような顔ぶれといえるだろう。6日に本拠地デビューする小笠原慎之介東海大相模)。中日からすれば、久しぶりの大型左腕。すでに140キロ後半の速球を投げるスピード能力は素晴らしく、一軍打者と対戦することで何をつかんでいくだろうか。小笠原はとにかくケガに気を付けることだろう。焦らず、常にベストパフォーマンスできる準備をして、一軍で勝負をかけていきたい。
 他の選手を見ていくと実力派が多い。横浜DeNAでは網谷圭将千葉英和出身)が離脱してしまったが、ドラフト6位だった青柳昂樹大阪桐蔭出身)は、すでに二軍戦でスタメン出場。6位だが、首脳陣の評判は上々。最後の夏は完全に打撃フォームを崩していたが、横浜DeNAのスカウトが評価した強打はプロの舞台で発揮しているといえる。青柳は高校時代から打撃フォームをかなりこだわっている選手。横浜DeNAのコーチとの出会いで潜在能力を開花させてほしい。

 東京ヤクルト2位の廣岡大志(智辯学園出身)は、最後の夏は初戦敗退したが、スイングスピードは速く、さらに足も速く、そして遊撃守備は肩の強さが光っていた。廣岡は魅力はどの場面でも、結果を残すところだろうか。2年夏の甲子園でもそう、そして天理に敗れた2年秋の試合でも本塁打を放っていて、最後の試合でも安打と盗塁を決め、何かしら形を残す。プロ野球選手は何かしら形を残すことはとても大事なことだ。廣岡はプロとしてそれほど大きくなくても、体の強さや、技術で鋭い打球を飛ばすところは山田哲人と共通している。非常に意志が強い選手であり、大事な場面で何かをやってくれる期待感を持てる選手であり、ぜひヤクルトファンは戸田の地で一軍目指す廣岡の姿を注目してほしい。

 他では阪神の望月 惇志横浜創学館出身)、巨人の與那原大剛(普天間出身)、東京ヤクルトの高橋 奎二龍谷大平安出身)、広島東洋カープの高橋樹也花巻東出身)、横浜DeNAの綾部翔霞ヶ浦出身)などセ・リーグには実力派の高卒新人たちが多数いる。彼らもプロの舞台で光り輝くことを期待したい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.04

【春季愛知県大会】注目の師弟対決の決勝、享栄が中京大中京を下して8年ぶり8回目の優勝

2024.05.04

1500人近くの中学生が肩肘検診を一斉に受ける!ポニーのお祭り行事・ポニーフェスタは今年も大盛況!

2024.05.04

【新潟】東京学館新潟、糸魚川がコールド勝ちでベスト16入り<春季県大会>

2024.05.04

【神奈川春季大会】東海大相模・藤田琉生が涙の1失点完投!昨秋準決勝で敗れた横浜相手にバットでもリベンジ果たす!

2024.05.04

【大阪】大阪桐蔭、大体大浪商などがベスト16で夏シード獲得、履正社は2年連続ノーシード<春季大会>

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.29

【春季埼玉県大会】今年の西武台はバランス型!投手陣の完封リレーで初戦突破!

2024.04.29

東海大相模の149キロ右腕・福田拓翔が6回10奪三振の快投!「甲子園で150キロを投げたい」とセンバツV・健大高崎の石垣をライバルに!

2024.04.29

【石川】金沢、遊学館がコールド勝ちでベスト16入り<春季県大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>