試合レポート

京華vs都立六郷工科

2013.07.09

京華、都立六郷工科を突き放し、12年ぶりの初戦突破!

 久々の初戦突破を狙う京華都立六郷工科の対決。この試合に勝てば、京華は2001年以来12年ぶり、都立六郷工科は2008年以来5年ぶりの初戦突破となる。

 試合はいきなり動いた。初回、京華は先頭の髙橋成(2年)がセンター前ヒットで出塁。後続が倒れ二死になるも、4番小貫満郎(2年)がセンター前ヒット、5番石井悠斗(1年)が四球を選び、満塁のチャンスを作る。ここで6番堀内代輝(2年)がライトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、京華が3点を先制する。

 初回から追いかける展開となった都立六郷工科。その裏、すかさず反撃に出る。先頭の伊嶋拓己(2年)がセカンドへの内野安打で出塁。送りバントで一死二塁として、3番菅原侑弥(2年)がセンター前へタイムリーヒットを放ち1点を返す。この回、さらに1点を追加し、3対2とする。3回裏には、主将の沢目隆太(3年)のタイムリーで同点に追いつく。

 追いつかれた京華だが、勝ち越しは許さない。4回表、3番佐原佳(2年)、4番小貫の連続タイムリーで3点を追加。追いすがる都立六郷工科を突き放す。

 再び3点を追いかける展開となった都立六郷工科は4回裏、1番伊嶋と3番菅原にタイムリーが飛び出し2点を加え、6対5と1点差に迫る。

 このまま接戦となるかと思われた5回表、京華は先頭の6番堀内がライト前ヒットで出塁すると、続く7番袴田健司(3年)がレフトへのタイムリー二塁打で1点を追加。この連打が起爆剤になり、京華はこの回、打者10人で7得点の猛攻を見せる。京華は6回にも3点を追加し、16対5とする。

 対する都立六郷工科は5回以降、京華の背番号1・袴田を打ち崩せず、得点を加えることが出来なかった。

 粘る都立六郷工科を振り切り、京華が6回コールドゲームで初戦を突破。京華は2001年以来12年ぶりの初戦突破。スタンドに集まった応援団からは大きな歓声が上がった。敗れた都立六郷工科だがメンバーの半数以上が1、2年生。今夏の経験が来夏の初戦突破につながるだろう。

 

(文:編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.08

慶應義塾が15安打12得点で強打健在も投手陣に不安 先発小宅は5回途中で降板【香川招待試合】

2024.06.08

慶應義塾は昨夏甲子園優勝バッテリーがスタメン!初回から4番・江戸 佑太郎の1発などで3点を先制!【香川招待試合】

2024.06.08

夏の神奈川に集った逸材野手20人! 横浜、東海大相模、桐光学園を中心に全国トップレベルが揃う【神奈川注目野手リスト】

2024.06.08

慶應義塾が四国王者の高松商、英明に連勝!!<香川招待試合>

2024.06.08

昨年春夏甲子園出場・北陸の卒業生進路 エースは筑波大へ! 早速公式戦で上々のデビュー

2024.06.04

神村、鹿実の壁を破れ! 国分中央は「全力疾走・最大発声・真剣勝負」で鹿児島の頂点を狙う

2024.06.08

慶應義塾が15安打12得点で強打健在も投手陣に不安 先発小宅は5回途中で降板【香川招待試合】

2024.06.05

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在36地区が決定、徳島の第1シードは阿南光!第2シードに池田!<6月5日>

2024.06.06

大阪桐蔭が選抜ベスト8の阿南光ら4チームと対戦!<招待試合>

2024.06.04

【東北】5日に抽選!秋春連覇がかかる青森山田、雪辱期す仙台育英と明桜の対戦相手に注目<地区大会組み合わせ>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得