都立江戸川vs都立日本橋
都立江戸川が20得点の猛攻で2回戦進出!
都立江戸川対都立日本橋の対決。
1回表、都立江戸川がまず南 壮流(3年)の三塁打で無死三塁のチャンスを作ると、パスボールで1点を先制。2番矢浪 隼太(3年)、3番北澤 佑一(2年)が凡退し、4番春名 風矢(3年)が右前安打、盗塁を決めて、二死二塁から5番星野 渉(3年)の右前適時打で1点を追加し2点を先制した。
さらに2回表、二死一塁から1番南が左中間を破る二塁打を放ち、1点を追加。2番矢浪のレフトの頭を越える二塁打で、さらに1点を追加。3番北澤の中前二塁打で1点を追加し、5対0とする。
追う都立日本橋は二死二塁から5番小林 文晴(3年)の三塁ゴロ。都立江戸川の三塁手が弾いて、一塁へ送球するが、送球が大きく逸れて二塁走者が生還し、1点を返す。4回裏に2点を返すが、だが5回表の都立江戸川の攻撃で、一死三塁から、パスボールで1点を献上し、8対2となる。
都立江戸川はそして6回表、無死二、三塁から5番星野の右前安打で2点を追加。一死一、三塁となって、6番大関は四球で、7番上之園は内野ゴロに倒れ、一死一、三塁。大関が盗塁を仕掛け、捕手の送球がそれてしまい三塁走者が生還し、一塁走者も三塁へ。北沢の代打・佐藤勝仁の中前安打で1点を追加し、10点差をつける。その後も追加点を入れて、一挙12点を入れ、20対2と大差をつける。
その裏、都立江戸川は三番手の寺井 誉大(3年)が登板し、無失点に抑えゲームセット。6回コールド勝ちで2回戦進出を果たした。
この試合で目についたのは都立江戸川の先発・高橋 瑠平(2年)。179センチと上背はあり、手足の長い投手体型。体を大きく沈み込ませて、その反動を使い、右手を高々と掲げて振り下ろすフォームから投じる速球は常時130キロ前後。スライダー、カーブを織り交ぜる投手。3回まで5奪三振を奪う好投を見せたが、4回に直球を狙われ、2点を失って降板したが、緩急を上手く使える投手になると面白いだろう。
この夏、秋の活躍次第では注目投手になっていきそうな素質を持った投手であった。
(文=河嶋 宗一)