26年ぶりの決勝戦順延。両校主将が決勝戦への抱負を語る
【いよいよ大会も大詰めへ】
3日に予定されていた第84回選抜高校野球決勝(大阪桐蔭対光星学院)は、天候不良のため、4日に順延された。開始時間は元に戻り、12時30分の予定。
決勝戦の順延は、1986年の第58回大会以来26年ぶり、また大会が3日以上延びたのは98年の第70回大会以来14年ぶりとなった。
大会本部は天気予報を考慮し、前日に16時開始と発表していたが、この日は午前中からの雨に加え、甲子園球場のある西宮市に暴風警報が発令されたため、10時45分に中止順延することを決定。
午後には、風速10メートルを超える暴風雨で、グランドに張られていたシートがめくりあがり、さらには、スコアボード上の大会旗が破損するなど、関係者は対応に追われた。
日本高校野球連盟の竹中雅彦参事は、「春にこれほどの暴風雨は記憶にない。球場には入念なグランド整備をお願いしたので、選手には万全の状態で戦ってほしい」とコメントした。決勝を戦うはずだった両校の選手たちは13時半から1時間半にわたって、甲子園球場内の室内練習場で汗を流した。
☆大阪桐蔭
エースの藤浪晋太郎(3年)はブルペンで25球ほどの投球練習。その後は打者陣がバッティングやティー打撃などで調整をおこなった。
☆光星学院
短距離ダッシュや股割りなどで体をほぐしたあと、バッティング練習。大阪桐蔭の藤浪投手を想定し、バッターボックスを5メートルほど前に出した。仲井宗基監督は、「低めの球を見極めろ」と選手に指示を出し、打ち込みを行った。
【主将コメント】
大阪桐蔭・水本弦主将
中止でも、いつもと気持ちは変わらない。ここまでは自分の打撃が出来てないので、(明日は)自分が打ってチームの勢いをつけたい。
光星学院・田村龍弘主将
やりたかったので残念だが、投手陣にとっては良い休養になった。これで金沢(湧紀=3年)だけでなく、城間(竜兵=3年)も投げられるので、継投になると思います。
(藤浪投手も休めたが)万全の状態でくる藤浪くんと戦いたい。ここまできたら気持ちです。
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