鈴木 匡哉選手 (一関学院)
寸評
今年の一関学院のエースピッチャーで、左腕から130キロ台のストレートに、カーブ・スライダー・スクリューなどを織り交ぜて来る好投手。 (第一印象) 思った以上にボールに力があり、好い投手だと思いました。ただ気になったのは、打者が意外に苦になくはじき返しているところ。投球フォームを見る限り、それほど問題はなさそうですが、花巻東戦ではストレートを狙い打たれていました。 (投球内容) 非常に左腕らしいオーソドックスなフォームから、常時130~MAXで136キロぐらいまで記録していました。変化球もカーブ・スライダーなどですが、スクリュー系のボールについては確認できず。リリーフで僅か1イニングでの登板だったので、正直よくわからない部分も少なくありませんでした。 <長所> グラブを最後まで体の近くに留めているので、両サイドの制球は安定。足の甲での地面の押し付けも出来ているように見えますが、意外にストレートは上吊っていたように見える。ボールも比較的前で放せており、「球持ち」は好いように見えるのだが。元来は、安定した制球力が持ち味ではないのだろうか。 「着地」までの足の逃し方も悪くないので、体の「開き」も、けして早いようには見えない。しかしコースを突いた球でも打たれてしまうのは、相手にいち早くコースや球種を読まれてしまうから。そういった意味では、投球フォームよりも単調な配球の方に課題があるのかもしれない。 腕はしっかり振り下ろせており、「体重移動」も悪くない。球速はそれほどでないが、ボールの勢いはそれ以上に感じさせる。ただ一辺倒な部分があるので、相手に的を絞らせない工夫が欲しい。 <課題> 甘くないストレートを、狙い打たれていました。ボールもコースを突いてはいるのですが、やや全体的に高い気が致します。投球フォーム自体は、実戦的だし理に適っていますが、内容が伴っていませんでした。
更新日時:2012.07.30
将来の可能性
正直僅か1イニングのみの観戦だったので、詳細についてはよくわかりませんでした。ただ強豪校のエースだけに、適度なまとまりと力を兼ね備えた好投手。2012年度の岩手を代表する、左腕の一人に位置づけられそうです。今後も大学などで野球を続けて行くだろう選手なので、全国区での活躍を期待してやみません。
更新日時:2012.07.30
匿名
2024-03-02 at 4:17 PM
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