水風呂を効果的に活用しよう

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2017.07.11

水風呂を効果的に活用しよう

 運動後の疲労回復を目的とした入浴はセルフコンディショニングに欠かせないものですが、暑い時期に熱いお風呂に肩までつかるのは逆に身体が疲れてしまう…という選手がいるかもしれません。お風呂の温度は外気温やそのときの疲労具合によっても変わってくると思いますが、運動後に身体がほてって熱いと感じるときは思い切って水風呂で身体全体を冷やしてしまうことも一つの方法です。

 熱いお風呂につかると血流が良くなり、身体に蓄積された疲労物質がより早く分解・代謝されて体外に排出されることをねらったものですが、冷たいお風呂に入る場合は、身体を冷やすことで運動中に起こった筋肉の微細損傷と炎症症状を抑える効果が期待できます。また試合後の興奮した状態を抑制し、自律神経を整えることにつながります。ただし水風呂によって急に身体を冷やすことは心臓などの循環器系に大きな負担がかかるため、最初は足元から水をかけて膝下、太ももと少しずつ水に慣らしていくようにするとより安全です。

身体全体を冷やすと筋肉痛などの炎症症状を抑える効果が期待できる

 水風呂の入浴時間については諸説ありますが、身体が十分冷えたと感じる程度(時間にして10分程度)で構いません。また水風呂が苦手という人は温かいお風呂と冷たいシャワーを使った交代浴などで、火照った部分を少しシャワーで冷やし、身体は冷えないようにするというふうに自分にあった入浴方法を探してみましょう。環境が整うようであればプールなどで身体を冷やすことでも同じような効果が期待できます。

 ただし水風呂で身体を冷やしてしまうと筋肉痛などに伴う炎症症状は抑えられますが、同時に身体全身の血流量も減少し、筋肉も柔軟性が低下します(いわゆる筋肉が硬くなった状態)。水風呂の後に身体を動かしたり、ストレッチをするときは体温が回復してから行うようにしましょう。また体調が良くないときに水風呂に入ると風邪などをひきやすくなってしまいますので、こうした点にも注意し、セルフコンディショニングの一つとしてより適切なタイミングで行ってもらえればと思います。

文:西村 典子
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