上半身の筋力をあわせて力強いプレーを!前腕と手指を鍛えて握力強化!

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2017.05.19

握力強化は下半身や体幹と並行して行うようにしよう

前腕と手指を鍛えて握力強化

 投球動作やバッティング動作において、筋力発揮のメインエンジンは下半身の筋力です。野球は足が地面に着いた状態でプレーするため、地面からの反力を活かして体幹から上半身へと力が伝えられ、最終的に腕や手指からボールやバットへと伝達されていきます。この段階でもらった力を十分に発揮するために体幹を鍛えて力を逃さないようにし(ぶれると力のロスがうまれる)、上半身の筋力をあわせて力強いプレーがうまれます。

 握力は前腕や手指の筋肉を鍛えることで強くなりますが、投球動作に必要とされているのは主に筋持久力です。何度も繰り返す動作の中で、力が低下していかないように繰り返し鍛えることが必要となります。ただし握力ばかりを鍛えようとすると前腕に筋肥大が起こり、腕そのものが重くなってしまうということが考えられます。腕が重くなってしまうと投げるたびに肩により大きな負荷がかかりやすくなり、肩の筋力が伴っていないとケガを誘発する可能性もあります。トレーニングを行う際は全身のバランスを考えながら、下半身の筋力強化を中心に、体幹の筋持久力や筋力、そして下半身に見合った上半身の筋力をつけていくことが大切です。

 握力は試合経過とともに低下しやすいものですが、投球の繰り返しによるものというよりは全身の疲労による筋持久力の影響が大きいとも指摘されています。こうしたことを踏まえながら、パフォーマンスを上げるための一つとして握力の強化に取り組むようにしましょう。ウエイトトレーニングであればダンベルなどを使った手首周辺部のトレーニングや棒にプレートなどの重りをぶらさげて腕で巻き上げるリストローラー、懸垂など。また腕を前にして手のグーパーを繰り返したり、ゴムボールを指や手で握る動作を繰り返したりすることでも握力強化につながります。トレーニングをした後はしっかりと前腕と手指の部分を中心にストレッチを行うようにしましょう。

文:西村 典子
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