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星稜の内山-萩原バッテリーなど!2017年BFA U-15アジア選手権決勝戦のスタメンの高校での活躍

2020.08.29

星稜の内山-萩原バッテリーなど!2017年BFA U-15アジア選手権決勝戦のスタメンの高校での活躍 | 高校野球ドットコム
左から神里 陸(東海大相模)、内山 壮真、荻原 吟哉(星稜)、加藤 陸久(相洋)

 2017年BFA U-15アジア選手権を制覇した当時のメンバーが高校でもその実力を存分に発揮しその名を轟かせてくれた。今回は当時のBFA U-15アジア選手権決勝戦のメンバーの高校での活躍を見ていきたい。

1(中)功刀 史也  山梨学院
2(遊)神里 陸   東海大相模
3(捕)内山 壮真  星稜
4(右)平尾 柊翔  春日部共栄
5(投)荻原 吟哉  星稜
6(左)加藤 陸久  相洋
7(二)米永 大基  市立川越
8(三)長谷川 優也 日本文理
9(一)山田 将義  二松学舎大附

 まず1番の功刀。山梨学院で主将を務め交流試合でも2番セカンドで出場しフェンス直撃の三塁打を放つなど2本の長打を放ち活躍した。

 続いて2番の神里と6番の加藤。神里は東海大相模では捕手として試合に出場した。大阪桐蔭との交流試合でも一時逆転となるタイムリーヒットを放ち、相洋に進んだ6番の加藤との対決となった神奈川大会決勝でも同点の本塁打に逆転の適時二塁打と圧倒的存在感を示した。加藤はこの東海大相模との一戦では3番捕手として出場しておりタイプの違う3投手をリードし、打った瞬間それとわかるダメ押しの本塁打を放つなど王者を苦しめた。

 そして3番の内山と5番投手の荻原。内山は1年から3番遊撃手で甲子園を経験し、自分の代となってからは捕手に復帰。どちらのポジションでも高校随一の実力を持ち甲子園でも2本塁打を放つなどその名は早くから全国に知られていた。荻原は1年秋の神宮大会での好投からその名を広めた。自身でも尊敬していると語る桑田真澄投手のような投球フォームでテンポよく完成度の高い投球で星稜のエースに君臨した。

 4番の平尾は春日部共栄で活躍していた。1年秋の関東大会で春の甲子園に導くように複数のタイムリーヒットを放つ勝負強さを武器に下級生のころから中軸を打ち甲子園の土も踏んだ。

 7番の米永は170センチと小柄ながら下級生のころから試合出場を重ね、最上級生となると3番投手として活躍。最後の夏の武蔵越生との試合でも2回以降は自分の投球を見せ、その実力を発揮した。

 8番を打っていた長谷川は2年夏に甲子園に出場した。日本文理で投手としても野手としてもチームを引っ張り、プロ注目の選手になるなど高校でも実力をさらに磨きあげて次なるステージへと進もうとしている。

 主将も務めていた9番の山田は1年夏に甲子園デビュー。強豪・二松学舎大附で1年生ながらマスクをかぶり全く投球スタイルの異なる投手を巧みにリードし甲子園でも活躍。3年生となった現在でも2塁送球1.8秒台の強肩を武器に東東京屈指の捕手としてドラフト候補となっている。

 スターティングメンバー以外にも途中出場した宮本拓実仙台育英入江大樹とともに下級生の時から甲子園を経験し、3番手でマウンドに上がった寺西は星稜で1年夏から甲子園に登板。根本悠楓も苫小牧中央で球速を146キロまで伸ばしプロ注目の選手にとなるなどやはり日本代表メンバーはその場を高校野球に移しても圧倒的実力を持っている。これから先も中学日本代表メンバーはどんな成績を残してくれるのであろうか。大きな期待を抱かざるを得ない。

(記事:編集部

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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