News

近畿大会組み合わせ決定!明石球場のプチリニューアルにも注目‼

2018.05.22

近畿大会組み合わせ決定!明石球場のプチリニューアルにも注目‼ | 高校野球ドットコム

 26日から始まる春季近畿地区高等学校野球大会の組み合わせが発表されました。

近畿大会組み合わせ決定!明石球場のプチリニューアルにも注目‼ | 高校野球ドットコム

 出場校を見ると、春の各府県優勝全てが秋の近畿大会出場校。さらに、比叡山を除く5校は秋春連覇です。

 さて、今春の近畿大会の会場は[stadium]明石トーカロ球場[/stadium]です。(秋は、[stadium]ほっともっとフィールド神戸[/stadium])

 春の兵庫大会をこの球場で試合をしたチームや、観戦された方は球場の変化に気づかれたかもしれませんが、今年から、ファウルグラウンドにブルペン(1組分)が新設されました。

 これまではスタンド下に室内ブルペンがあり、投手はここを利用して登板に備えていましたが、今年から高校野球ではこのスペースは次の試合のチームの待機と投手の準備場所となり、試合中のチームの投手はファウルグラウンドのブルペンを使用することになります。

 兵庫大会でこの球場で試合をした選手や監督にブルペンの件でお話を伺うと、「試合を見ながら投球練習できる。これまでは試合の様子を見にいかなくてはいけなかったですから」(選手)、「ベンチから次の投手の準備状況を見られるので、良くなったと思います」(監督)といった感じで、概ね好評でした。

 スタンドからも、次の投手の準備状況が確認できます。また、将来ベンチ前のキャッチボールが禁止されることになったとしても、ファウルグラウンドのブルペンでキャッチボールをすれば問題ないことになりますね。

 当然、スカウティング(いわゆる偵察)をするライバルチームもブルペンに眼を光らせることでしょう。スカウティングの役割には試合を観察するだけでなく、ブルペンやベンチの動きを観察することも含まれています!

 なお、[stadium]明石トーカロ球場[/stadium]の室内ブルペンは今シーズン、一塁側が改修されて広くなりました。関係者の話によると、三塁側は今シーズンが終わってからのオフに同様の改修がされる予定とのことです。

 現在、一塁側は塀が高くなり、球場外から中の様子が見えなくなりました。これまで試合を終えて外に出ると、ブルペンの前でミーティングをするチームもあり、次の試合に備えて試合前の投球練習をする投手からは「前の試合の選手が大勢寄ってくる感じで集中し難い」という声が聞かれたことがありました。外から見えなくなるということで、前の試合のチームと次の試合のチームがしっかりと遮断されることにも繋がりますね。来年には三塁側も同様になるはずです。

 皆さん、プチリニューアルした[stadium]明石トーカロ球場[/stadium]での近畿大会の熱戦に注目しましょう!

 そして、出場校だけでなく、出場できなかったチームの選手やマネージャーの皆さん。ぜひ、近畿大会に足を運んで、夏に対戦するかもしれないライバルチームをスカウティングしてみてください。ライバルチームが近畿大会に出場するということは、少しでも情報を得るチャンスです。ただデータをとるというだけでなく、チームがアップする姿から試合前のキャッチボール、シートノック、イニング間など全ての動きを観察する。これだけで随分と違うはずです。観客数次第では外野席が解放される可能性もあります。外野から見るのも一つの手と言えるでしょう。

 指導者から命じられるだけでなく、『先生(監督)、明日の近畿大会の○○高校の試合。スカウティングに行ってもいいですか?』と選手やマネージャーが提案するチームがあってもいいと思います!

(文:松倉雄太

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.25

【静岡】夏のシード16校が決定、聖隷クリストファー、常葉大菊川はノーシード<春季県大会>

2024.04.25

筑波大新入生に花巻東、國學院栃木、北陸の甲子園組! 進学校からも多数入部!

2024.04.25

捕手から最速152キロ右腕へ。村上泰斗(神戸弘陵)は“球界人気理論”を生かしたマエケン流フォームでドラフト候補へ急成長!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.04.25

【秋田】昨秋の県大会王者・金足農は大館鳳鳴と対戦! 秋田修英と秋田中央が初戦で激突!<春季県大会組み合わせ>

2024.04.25

【群馬】健大高崎、前橋育英などがベスト8進出! 桐生第一は渋川青翠に敗れ夏ノーシードに<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!