本当に大丈夫??北九州で社会人3試合と高校1試合の併用日。
今回は少し「大丈夫かな?」という話題を取り上げたいと思います。
まずはこちらをご覧ください。
5月9日[stadium]北九州市民球場[/stadium]の予定
なんと、今日の[stadium]北九州市民球場[/stadium]は社会人野球と高校野球の併用日で4試合が行われます。
これは九州国際大付属が12日に[stadium]小郡野球場[/stadium]で行われる福岡県高野連主催の招待試合で東海大相模と対戦することになったため、
北九州市内大会のこの試合だけが異例の平日ナイターとなりました。
しかし、上記の予定を見ると「大丈夫かな?」という気持ちも生まれます。
それは、朝から3試合社会人野球をやっているという点です。社会人野球は春先から日程が決まっているのと、第1試合開始を9時に設定していることから、おそらく高校野球側が夜に日程を組んだものだと思われます。全国的に見ても、社会人3試合と高校1試合の併用日は非常に珍しいです。
社会人野球は高校野球並みのスピーディーな試合時間の時もあれば、3時間を越える長い試合の時もあります。
実際に昨日(8日)の同球場の第3試合終了は18時15分でした。高校野球の試合開始予定時刻を過ぎており、もし今日もこの時間に終了すれば、高校野球の試合開始は19時頃になってしまいます。となれば試合終了時刻は???
ちょうど1年前を思い出してみてください。[stadium]神宮球場[/stadium]で18時開始のナイターで行われた春季東京大会決勝(早稲田実業vs日大三)は4時間を越えるゲームで、試合終了が22時06分になりました。
関連記事:早稲田実業vs日大三「神宮の夜を熱くした総力戦!早稲田実業が35年ぶり9回目の優勝!」
以後、東京都高野連は選手の体調面や教育上の観点から、
①21時を回った場合は新たな延長回に入らない。
②試合開始が18時30分を回った場合は中止にする。
というナイターの規定を作りました。
なお、当時は日中に使用していた東都大学リーグ側も特別の延長規定を作って協力をしていました。
今回は主催者を直接取材しているわけではないので、どうなっているのかはわかりませんが、社会人野球は勉強になって非常に面白い半面、試合時間は読みにくいです。普通に3試合を9イニングで終えても18時を過ぎることがあります。また、延長タイブレークが今年から高校と同じく無死一、二塁の継続打順になり、決着が長引く可能性も高くなっています。
実際に直前に行われたJABA京都大会とベーブルース杯の第1試合9時開始時の第3試合終了時刻をまとめてみました。
このようにサンプルとして挙げた16例のうち8例で試合終了が18時を越えています。17時30分を越えたのも6例ありました。
現地(北九州)は昨日、雨が降っているので、今日(9日)の朝はグラウンド状態次第で試合開始時間に影響が出る可能性や日程が変更される可能性はあります。
この原稿を書いているのは8日の22時ですが、今の所は、日本野球連盟と福岡県高野連の両HP上では変更がなく、午前9時から社会人3試合と高校1試合が行われる予定です。
果たして、運営サイドが組んだ時間通りに進むのでしょうか。試合時間は読めません。ですが、ぜひとも、遅くなりすぎないように願う次第です。
最後に、高校生は翌日(10日)が木曜日のため通常と同じく学校があります。1年前の早稲田実vs日大三の時も、翌日にいつも通り、学校があることが話題になりました。高校生である以上、あくまでも授業優先、野球は部活動であるということは忘れてはいけません。そしてあらためて、社会人3試合と高校1試合の併用日について考えてみましょう。
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参考
日本野球連盟 HP
福岡県高野連 HP