最速150キロ右腕・戸田 懐生 徳島インディゴソックスでの2年間を糧に 2021年から巨人の一軍戦力を目指す!
読売ジャイアンツ育成7巡目指名・戸田 懐生(徳島インディゴソックス・投手・右)と野間口 貴彦担当スカウト
11月4 日(水)・徳島県徳島市の「とくぎんトモニプラザ」にて、10月26日(月)に行われた「2020年プロ野球ドラフト会議suppportedリポビタンD」で読売ジャイアンツから育成7巡目で指名を受けた四国アイランドリーグplus所属・徳島インディゴソックスの戸田 懐生(とだ・なつき)投手が同球団からの指名あいさつを受けた。
戸田投手は東海大菅生高を中退後、KTCおおぞら(通信制)を経て、昨年は途中入団でストッパーとして活躍。入団2年目の今季は先発ローテーションの柱として18試合に登板し9勝5敗・116回3分の1を投げ139奪三振・防御率1.24で四国アイランドリーグplus最多勝・最多奪三振・ベストナイン投手部門の「投手3冠」を達成しリーグ年間MVPも獲得した20歳右腕。
加えて今季ストレートの球速は最速150キロに到達。「リリースで力を最大限出すために」編み出された2段モーションから繰り出されるスライダー・カットボール・スプリットの精度も増し、吉田 篤史監督も「クイックがうまくなったし、ピンチでも変化球を使いながら攻め込む投球ができるようになった」と認める細部の成長が「身体の大きいタイプではない(172センチ70キロ)が、そこを感じさせないダイナミックなフォームで打者を圧倒していく」(野間口 貴彦担当スカウト)読売ジャイアンツの高評価につながった。
指名あいさつ後は「来年1月の新人合同自主トレーニングスタートまでに状態を120%にして、春季キャンプでの一軍スタート。一日でも早い支配下登録と一軍登板を目指したい」マウンド上さながらの強気な姿勢で決意を述べた戸田投手。2020年の四国アイランドリーグplusを代表する気迫の右腕は、徳島インディゴソックスで過ごした2年間を糧に、2021年から読売ジャイアンツのセ・リーグ3連覇・日本一獲得に貢献する一軍戦力となるべく、全身全霊で準備を進める。
(記事=寺下 友徳)