上﨑 健太選手 (名西)

上﨑 健太

球歴:名西

都道府県:徳島

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:181.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

1年秋から丸2年間、絶対的な地位を築いてきた名西の最速138キロ右腕エース。昨秋から今春までは選手9名という危機的状況にあったチームにあって文字通りの「孤軍奮闘」を続けてきました。 そんな彼に転機が訪れたのは3年生になってから。4月に池田から異動した矢川雅英監督により下半身の使い方と肩の開き具合を修正されたことで、課題だった球もちと制球力も良化。豊富尚博前監督(現・小松島)に注入された心の直球に加え、スライダー、スローカーブを要所で使うといった「投球術」を駆使する基礎を学びました。 その結果、6月の県高校総合体育大会では鳴門第一を7回完封、鳴門工にも失点7(自責点5)と鍛錬の一端を披露。夏の徳島大会でも県内屈指の左腕・切上貴人に見事投げ勝って3失点完投と試合を重ねる度に成長の跡を示した感があります。
更新日時:2010.09.04

将来の可能性

最後の夏は2回戦で徳島商に5回コールドで敗れる悔しい結果に終わりましたが、それとて彼の評価を下げる材料にはならないはず。自分の才覚にようやく気づき始めた後のこの半年における成長具合を見れば、即プロは難しくても大学での取り組み方次第では4年後の上位指名も狙える逸材でしょう。    そのためには当人がもっと野球技術向上への意欲を持つこと。野球が面白くなってきたであろうこの時期を逃すことなく、夏に覚えたカットボール含む各種変化球、直球の強化を、体力強化含めて来春まで休むことなく続けてもらいたいものです。「ストレートの威力がなくなっても低めに投げられる」本人が憧れている桑田真澄(元・巨人)への道はまず桑田さんのストイックな練習姿勢を見習うことから始めるべきです。     某球団のスカウトは「フォームを固めれば145キロはすぐに出る」と素材には太鼓判を押しています。ぜひ、彼には野球を探求し続けてほしいと思っています。
更新日時:2010.09.04

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