今津 想太郎選手 (至学館)
寸評
旧チームから3番・遊撃手で、攻守の要的存在。甲子園でもスタメン出場を果たしましたが、ヒットを放つことができませんでした。高い身体能力を持った好選手で、これからの成長が期待されます。 (第一印象) 深く沈み込んだ構えから、小さく真っ直ぐ踏み込みます。踏み込んだ足元も、ブレを少なめに抑えられています。早めに打撃の準備である「トップ」を作りつつ、バットを寝かせながらレベルスイングで振り向きます。特筆すべきポイントは少ないのですが、逆に大きな欠点もない癖のないスイングをしてきます。守備・走力もそうですが、ポテンシャルを秘めているのに、それをまだ生かしきれてない惜しい選手との印象を受けました。 (長所) 遊撃手としては、少々フットワークなど危なっかしくも見えるのですが、地肩の強さを生かし安定したプレーを魅せてくれました。一塁までの塁間も、4.15秒強(左打者換算で3.9秒強)に相当するなど、中々の脚力の持ち主。走力・地肩が基準以上であり、これに技術が備われば、将来楽しみな遊撃手になります。 (課題) 始動が遅すぎるので、打てる球が限られます。けして飛距離を売りにする打者ではないので、もう少し始動を早めてスイングに余裕を持たせた方が好いと思います。今のままだと、「トップ」を早く作ることでストレートにタイミングは合わせられますが、急に変化球を投げられると脆さが出てしまいます。
更新日時:2012.03.03
将来の可能性
身体能力は高いのですが、けしてプレーは雑ではありません。打撃も2年生で三番を任されているように、持っている資質は高いと思います。そんな中、その潜在能力を、まだ十分生かしきれていないのが残念です。もっと大胆に、自分のプレーをグランドで表現できるようになると面白いと思います。 2012年度の、愛知を代表する内野手になれる素材だけに、あとは打撃に対応力が出てくると面白そう。甲子園で打てなかった経験を、良い意味で生かしてくれることを期待してやみません。
更新日時:2012.03.03
くり
2024-03-18 at 9:36 AM
選抜頑張れ!!!!!!!