河内 康介選手 (聖カタリナ)

NPB12球団のスカウトが注目！愛媛に現れた150キロ右腕の評価が上昇

この夏、NPB12球団スカウトの評価が上がった速球投手がいる。この夏、150キロを計測した聖カタリナ（愛媛）の河内 康介投手（3年）だ。その将来性を見極めようと、愛媛のメインスタジアムである松山坊ちゃんスタジアムには、12球団のスカウトが熱視線を送った。 マウンドに上がった時の雰囲気や、投球フォームの良さが売りでもある。自分の間合いで常に投げることができ、ペースを崩さず投げることができている。 恵まれた体型をしっかりと生かした技術力の高い投球フォームで、安定して140キロ中盤〜後半の速球を投げ込むことができる。 愛媛大会では、高回転で常時130キロ後半〜140キロ前半（最速150キロ）の速球を投げていた。指にかかった時は、今年の世代でも上位に入り、高めの直球で勝負できる強みがある。プロなど高いレベルでも速球で圧倒できるような将来性を感じる。 120キロ前半のスライダー、チェンジアップを低めに集めてカウントを整え、追い込めば、高めの直球で圧倒するという投球スタイルも魅力だ。 左足を上げた時のバランスや、下半身主導の体重移動、上半身の使い方など理想的な投球フォームをしている。冬の時期にトレーナーから体の使い方を学び、この春の練習試合では145キロをマーク。自己最速を更新した。そこから、さらに体の使い方、感覚をつかんだ河内の直球はますますレベルアップし、この夏、ついに150キロまで到達した。 現在は180センチ、73キロとやや細身だが、今後の体づくりとスキルアップ次第では、安定して150キロオーバーが期待できそうだ。 変化球の精度こそ、まだこれからだが、ＮＰＢスカウトからすれば、3年後には、常時150キロ超えの直球が投げられる逸材と評価して、指名候補としてリストアップするのではないだろうか。