中山 優月選手 (智辯学園)
智辯学園が誇る二刀流、投げては村上頌樹タイプ、打者としては西川遥輝タイプと呼ばれる逸材
第105回全国高校野球選手権記念大会に出場している智辯学園（奈良）は、全国トップレベルの強力打線を誇る。特に投打の柱である中山 優月内野手（3年）に注目だ。今大会は背番号1をつけるが、基本的には遊撃手がメイン。投打ともにセンス抜群だ。 打者としては、右足を高く上げてタイミングをとり、ヘッドを投手方向に向けながらタイミングを取り、思い切り振り抜く。ヘッドスピードが速く、打者としてのシルエットは楽天・西川 遥輝外野手（智辯和歌山出身）を思い出させる。 投手としては、滑らかなテークバックから振り下ろし、常時130キロ後半〜145キロをマークする。近畿大会・大阪桐蔭（大阪）戦でも最速145キロをマークするなど、いわゆるキレ型の直球を持つ。阪神・村上 頌樹投手（智辯学園出身）の高校時代のように、縦回転を意識した投球フォームで、村上と比べスピードはあるが、変化球では村上のように縦変化で勝負するのではなく、どちらかというと横変化が多い。 投打ともに高い才能を秘めた逸材。甲子園の活躍をきっかけにさらに成長できるか注目だ。
更新日時：2023.08.07