福田 俊輔選手

福田 俊輔

球歴:

ポジション:遊擊手

身長:181.0 cm

体重:78.0 kg

ボールスピード:132 km/h

学年:卒業

寸評

今年の香川県を代表するスラッガー中内 大登。昨夏の県予選では21打数12安打2本塁打13打点と打ちまくり、決勝戦ではセンターが右中間、レフトが左中間の奥深くを守る「中内シフト」を敷いたといわれる。甲子園緒戦では不発に終わったが、大器の片鱗を感じさせてくれた。それからスラッガーとしての素質を伸ばしていき、着々とラストサマーへ向けて仕上げている大砲を取り上げたい。 (打撃) スタンスはオープンスタンス。グリップの高さは平均的。予めグリップを捕手方向に引いている。打席内で醸し出す雰囲気は中々のものがあり、投手に強打者と伝わるものはあるだろう。この雰囲気は並みの高校生では出せないものだ。投手の足が着地する寸前に始動を仕掛ける。仕掛けは遅くぎりぎりまで引き付けて強烈なヘッドスピードで打ち返すスタイルだ。足はそれほど引き上げずに真っ直ぐ踏み込んでいく。グリップは内に移動しすぎるため、インコースは捌けない。スイングの軌道はやや外回りする上に、ヘッドが下から出るアッパースイングなため、高めも打ち辛い。しかしスイングの豪快さ、フォロスルーの大きさは長距離打者そのもので、甲子園初戦の第1打席はライトへ大きな当たり。スタンドインかと思わせたが、甲子園特有の浜風に押し戻されライトフライ。その後の打席はノーヒットだったものの、片鱗を感じさせるものであった。県大会の決勝でも低めの球を思い切り振りぬいて鋭い打球を飛ばしていた。フォーム自体はかなり独特。それによって長打を生み出していることを考えれば、簡単にスイング軌道を変更することはできないし、リスクも大きい。彼の打撃スタイルを尊重し、レベルの高い投手に適応する形を作り上げることができるかが大成する鍵だ。嵌れば凄い選手になりそうだが、安定した結果は残し難いタイプ。長い目で見る寛容さも必要だ。
更新日時:2011.07.04

将来の可能性

今回は守備・走塁の見所がなく、打撃だけ取り上げることにした。打席内の雰囲気、スイングスピードの速さ、打球の速さ、飛距離はずば抜けたものはある。課題は多いが、大器の片鱗を感じさせるものがある。今年の香川県を代表するスラッガーとして注目を集めることになるが、最上級生になって責任感が芽生え、打たなければならない重圧があると思う。そういったプレッシャーの中で結果を残すことができるか注目してみたい。
更新日時:2011.07.04

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