増木 武寛選手
増木 武寛
ポジション:投手
身長:169.0 cm
体重:62.0 kg
寸評
少しぐらいボールに差し込まれても、腕っぷしの強さで野手の頭を越して行く打撃に、思わず魅了されたのが、今回ご紹介する 安田 紘規 だ。中学時代から、ジャイアンツカップの優勝メンバーとして活躍するなど、世代を代表する中心選手として活躍。一見粗そうなプレースタイルも、右に左へと打ち返す技術に、試合で魅せる根性など、心技体兼ね備えたナイスガイ。 (守備・走塁面)
元々三塁手だったが、選抜では遊撃手として出場。不慣れなポジションなのか、フットワーク・キャッチング・スローイングなどぎこちなく、やはりこの選手は、三塁手向きな選手なのだと感じられる。ただ残念なのは、この手の選手にしては、肩があまり良くない点。そういった意味では、同タイプでもプロ入りした浅村栄斗(大阪桐蔭-西武3位)あたりに比べると、体格も含めてスケールでは劣ることは否めない。
走力に関しては、秋からの練習試合を含めた26試合で、僅か4つと言う数字からも、基本的に足でアピールするタイプではないようだ。昨夏計測した時には、4.55秒前後(左打者換算で4.25秒前後)に相当するなど、プロの基準レベルである4.2秒に近いタイムはたたき出せるので、けして遅いわけではない。 (打撃内容) この選手の良さは、メンタル面の強さを活かした勝負強さ。強い打球で、野手の間を抜けて行くタイプの強打者で、けして長距離打者ではない。ただ、秋からの公式戦で打率.452厘の数字を残すように、右に左にセンターへと、すべての方向に打球を飛ばす、幅広い打撃ができるのもポイントの高いところ。何より「強い打球」を放てると言う資質は、打者を見る時に最も押さえなければならないポイント。そういった力強いスイングこそ、私は彼がドラフト候補としての資質を備えていると評価しているポイントとなる。昨夏に比べると、打撃もかなり成長してきており、一冬超えて確実に伸びてきたと言えそうだ。
更新日時:
2010.04.16
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