清原 勝児選手 (慶應義塾)

清原 勝児

球歴:慶應義塾

都道府県:神奈川

ポジション:三塁手

投打:右 / 右

学年:3 年

短評

試合レポートから抜粋 さらに2死満塁から8番清原が泳ぎながらも左翼席へ飛び込む満塁本塁打で14対1と大きくリード。  そのまま14対1で6回コールド勝ちを決めた。  満塁本塁打で一気にヒーローとなった。  「これまでの打席で迷惑をかけていたので、打てて良かったです」  第1打席、1死一、三塁の場面でスクイズを仕掛けたが、空振りをしてしまった。結果的にパスボールとなり、1点は入ったが、それでもミスをしたのは事実であった。そこから気持ちを切り替え「センター返し」の打撃を心がけた。そして6回表、チャンスが訪れた。2死満塁で打席が回った清原は「センター返しを心がけていました」と高めに入ったカーブを逃さず振り抜いた打球が左翼席へ飛び込む満塁本塁打となった。これが高校通算7本塁打目(公式戦初)となった。  多少、泳ぎ気味の打撃フォームだったが、それでもスタンドインさせるパワーは恐ろしいものがある。この夏までベンチ入りができず、悔しい思いをしてきたが、「センター返し」の打撃を心がけ、父・清原和博氏からも励ましの言葉をもらってきた。  この試合はベスト16をかけた注目度の高い試合で多くのメディアが来ていたが、コールド勝ちを決める満塁本塁打を打てる「何か」を持っている。まだ技術的な粗さはあるが、チームトップクラスの飛距離と評価されるパワーを発揮してくれた。  小学校時代から知る森林監督は清原の長所について「とにかく野球が好きな選手」だと語る。常に爽やかな笑顔を見せ、取材時の受け答えもナイスガイ。チームにいるだけで明るくさせる「太陽」のような選手だといえる。  また三塁守備でもランニングスローを見せるなど、肩も強く、体の強さを感じる。  勝ち進めば、レベルが高い投手との対戦が予想される。まだこの試合の観客はまばらだった。スタンドが満員になるほどの試合でこの日のような豪打を見せれば…。23年度の神奈川の高校野球を彩るスタープレーヤーになることは間違いない。
更新日時:2022.09.17

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