風間 球打選手 (明桜)
寸評
今年の世代ナンバーワン右腕として期待される風間球打（明桜）。秋田大会初戦から多くの球団から注目を浴びてきた。甲子園ではいつも通りの実力を発揮できるか期待された。甲子園の初戦の投球を振り返っていきたい。 ストレートは常時140キロ〜140キロ後半（最速150キロ）と圧力ある速球はこの世代ではナンバーワン。ただ秋田大会のように150キロ超えの速球は少なく、平均球速142キロほどと、調子自体はあまり良くない。風間によると球速を抑えたイニングもあったようだが、力を入れた時のストレートはこんなものではないという印象を受けた。 120キロ後半のフォークが多かった秋田大会と違って、甲子園では130キロ前半のカットボール、120キロ前後のスライダー、110キロ前後のカーブで構成を行う。 ノーゲームとなった12日の試合は足場が悪く、上手く蹴り上げが出来ないフォームだったが、完投した試合では、蹴り上げが強い投球フォームとなっていた。ただそれでも秋田大会と比べると、バランスは崩し気味だった。 2回戦では長く試合日程が空いたが、自校のグラウンドで調整できる秋田大会とは違うので、調子を上げるのは難しそうだが、それでも試合巧者・明徳義塾戦で本来の投球ができるか、注目をしていきたい。
更新日時：2021.08.22