森木 大智選手 (高知)

森木 大智

球歴:高知

都道府県:高知

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:184.0 cm

体重:82.0 kg

ボールスピード:154 km/h

学年:卒業

寸評


 高知中時代に最速150キロをマークし、世間を賑わせた森木大智。中学時代から突出した能力を持った速球投手は前評判ほど伸び悩みやすいといわれる。確かに森木も怪我は合ったが、2年秋に最速151キロをマークし、切れ味鋭い変化球を投げ込む。世代の中ではトップレベルの投手であることは間違いない。 (投球内容)  ストレートは常時145キロ~150キロをマーク。高校生トップレベルの球威があり、今年の高校生では明確にストレートで勝負できる投手だといえる。簡単には前に飛ばせない魅力がある。    カット系の変化球を投げ分け、投球を組み立てていく。カーブもあるが、チェックした試合ではあまり投げなかった。  基本的にストレート中心の構成。小手先よりも現段階は直球中心で、変化球も腕があまり緩まないスライダー系統の変化球を使っているのも高印象だ。   (投球フォーム)  森木の凄さといえば、左足ヲ上げた時のバランスの良さ、軸足の体重の乗せの上手さだろう。  セットポジションから始動し、左足をゆったりと引き上げ、胸元の近くまで引き上げる。右足の膝を適度に曲げてバランス良く立つ。この左足を上げきった後のバランスが実に良い。  その後、左足を遊撃方向へ伸ばしていきながら、重心を下げる。森木は身体の開きを抑えようと、身体を半身にして、少し三塁側に向けてステップする。極端ではないが、若干インステップ気味だ。 また軸足の動きを見ると、股関節にしっかりと体重を乗せて着地する狙いが見える。  内回りのテークバックをとっていきながら、打者よりでリリースすることができており、球持ちも良く、最後のフィニッシュも左足の乗せが実によく、体重移動も良い。  この投手の調子のバロメータは上半身がしっかりと回転し、縦で強く投げられる投球フォームとなっているか。敗れた高松商戦のフォームを見ると、開きを抑えようとする意識が強くなって、鋭く回転ができず、それを強く意識しすぎてボールが高めに集まっているように感じられた。年明けの投球フォームの動きを見ると、非常にいい形となっていた。
更新日時:2021.01.01

将来の可能性

 直球、変化球の精度の高さ、フォームの完成度の高さ、肉体面も他の高校生と比べてもかなりできているので、やはり目玉投手として注目すべきだろう。また体格面も上半身が盛り上がった体型ではなく、しなやかさを残しているのも魅力。  3月の練習試合、春季大会から別格の投球を見せてくれる予感はあり、ドラフトを想定した場合、例年、5月頃に開催される春季四国大会に出場できるか。ここで上半期の評価が定まっていくのではないだろうか。  今年の10月までドラフトで高校生を挙げた時、森木が一番手に上がることを期待したい。
更新日時:2021.01.01

短評

試合レポートから抜粋 2021年の高卒ドラフト目玉の1人である森木 大智(2年・右投右打・184センチ85キロ・高知中出身)が登板。高校自己最速タイの148キロを連発する圧巻投球で、侍ジャパンU-18代表世界大会年代ともなる高校2年生右腕トップの実力を改めて披露した。  すでに6月21日(日)の練習試合初戦となる岡豊戦で先発5回無失点(最速140キロ)で試運転を終えていた森木は、この日は終始セットポジションからコンパクトに投げる中でも豪快に投げていた昨秋までと全く変わらないスペックを提示。  先発6回を投げ無失点で打者22人に対し76球・被安打3・与死球1・2回先頭打者からの7連続含む8奪三振という内容もさることながら、3回までの38球で投げたストレート27球のうち10回が高校自己最速タイとなる「148キロ」(NPBスカウトのスピードガン計測)をマーク。  試合後、森木自身も「7割くらいの感覚で投げていたのに、そんなにスピードが出るとは」と驚くほどのボリューム感に際し、ネット裏で見守った某NPB球団スカウトも「力強いボールが投げられているし、やろうとしていることもできている。将来楽しみしかない」と絶賛の言葉を贈っている。  その他にも「自分の投球を広げるために冬場から取り組んできた」110キロ台中盤のパワーカーブは大きな弧と空振りを描き、142キロのカットボール・136キロのスプリットは投じたのは数球ながら高校生トップレベルの落差。  4回以降は「久々の炎天下マウンドでバテました」と苦笑いを浮かべた森木だったが、「低めへ丁寧に投げることが全身を使って投げることにつながることを本人が理解できるようになったきた」(濵口 佳久監督)アプローチが順調な成長につながっていることはもはや確実ともいえるだろう。
更新日時:2021.01.01

短評

試合レポートから抜粋 まず高知森木 大智(2年・184センチ84キロ・右投右打・高知中出身)は初回に最速151キロ。延長12回でも147キロをマークしたストレートと、137キロまで到達した高速スライダー・120キロ前半のパワーカーブを軸に、サヨナラのピンチを背負った延長11回裏には130キロを超えるスプリット系チェンジアップも駆使。
更新日時:2021.01.01

短評

試合レポートから抜粋 なお、森木は打者としては4打数2安打1打点1盗塁。「ストレートの出し入れをテーマにした」6回表からのマウンドでは25球中「実戦で試そうと思った」(捕手・吉岡)5回3アウト目の三振を奪った132キロチェンジアップを除く24球がストレート。1点は失うも本人いわく「8割の力で」球場表示では149キロ。NPBスカウトのスピードガン掲示では「150キロ」をマークした試運転に、某球団スカウトも「投球時のバランス・走り方・一塁手としてのフィールディング。すべてが抜群。これからが楽しみ」と絶賛のコメントを残している。
更新日時:2021.01.01

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