前 佑囲斗選手 (津田学園)

前 佑囲斗

球歴:津田学園

都道府県:三重

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:87.0 kg

学年:卒業

短評

試合レポートから抜粋 津田学園前佑囲斗(3年)は前評判の最速148キロを141キロに抑えながら、横変化のスライダー、カーブを主体に龍谷大平安打線を沈黙させた。上体をねじり、トルネード気味に投げ込んでくる投球フォームは左肩の早い開きを誘い、ボールの抜けに繋がることが多い。  それを避けるように右打者の外角にボールを集めているのを見て、いずれ龍谷大平安打線に捕まると思ったが、時折、内角にズバッとストレートが投げ込まれ、スライダーも右打者の内角をえぐる。黒田博樹(元広島)が広めた「フロントドア」という球筋である。  さらに、ここに130キロ台前半で変化は大きくないが、鋭く落ちるフォークボールが混じる。8回終了時点で龍谷大平安打線のヒットは2回に三尾健太郎(3年)が放った1本だけ。24アウト中、三振4、ゴロアウト13という内容を見ればいかに前の出来がよかったかわかる。 試合が動いたのは延長11回表だ。ノーアウトから龍谷大平安の2番北村凉(3年)が死球で歩き、次打者の7球目に二盗。1死後に4番水谷祥平(3年)が敬遠で歩き、5番奥村真大(2年)がレフト方向に二塁打を放ち、待望の先取点が入った。さらに二、三塁の場面で6番三尾がレフトに浅いフライを打ち上げ、三塁走者の水谷が果敢にスタートを切り、ヘッドスライディングで2点目をもぎ取った。  この回を振り返れば、前の球が抜けることが多かった。やはり、ねじって開いて投げるフォームはリストワークで抑え込んでいても、スタミナがなくなる後半には〝抜け″につながっていくということだろう。
更新日時:2019.03.26

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