秋広 優人選手 (二松学舎大附)

秋広 優人

球歴:二松学舎大附

都道府県:東京

ポジション:内野手, 投手

投打:右 / 左

身長:200.0 cm

体重:95.0 kg

学年:卒業

寸評

 楽しみなスラッガーが現れた。その名は秋広優人。兄は二松学舎大附時代、強打者として活躍した秋広涼太である。兄よりも身長が高く、スマートで、身のこなしも軽快で、塁間タイムは4.25秒ほどで足の速さもそれなりで、中距離打者タイプ。大谷翔平とだぶらせる人もいるだろうし、個人的にはイエリッチ(ブルワーズ)っぽさがある。  「僕はライナー性が多いので」というようにそれは打撃スタイルから見てもわかる。スクエアスタンスで構え、グリップは肩の位置に置いて背筋を伸ばしてバランスよく構えるスラッガーというより好打者という雰囲気がある。  投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、右足をしっかりと上げていきながら、タイミングを測る。トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていきながら、バックスイングをしていく。注目してほしいのはここからの振り出し。スラッガータイプはヘッドが下がった状態で振っていくことが多い。お兄さんもそういう傾向があった。  だが、彼の場合、左ひじをしっかりと畳んで最短距離でインパクトを迎えることができているのだ。これは稀有な技術である。ただ本人は「あまり調子が良くないです。いつもならばとらえることができる投手のストレートなんですけど、それを自分の力で不調を克服したい」と復調のため、必死の調整を続けている。  スイング軌道はきれいだが押し込みの強さ、下半身の回転を見ると、まだまだだといえる。大谷翔平やイエリッチのように外角高めを体の回転だけで左中間にもっていく技術があるといいだろう。  江戸川ボーイズ時代は一塁以外では、投手、ショートもやっていたという秋広。現在は高校通算2本塁打。いつか急激に覚醒するときがある。そのコツをつかみ、2020年度を代表するスラッガーへ成長を遂げるか注目していきたい。
更新日時:2018.10.16

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