度会 隆輝選手 (横浜高-ENEOS)

度会 隆輝

球歴:横浜高-ENEOS

都道府県:神奈川

ポジション:内野手, 外野手

投打:右 / 左

身長:183 cm

体重:83 kg

学年:卒業

寸評

 ドラフト候補集団「横浜」の野手の中で最も評判が高いのは度会隆輝だ。父は元プロ野球選手の度会博文。

 軽快な二塁守備とミートと長打力を兼ね備えた打撃技術は超高校級。昨年、神奈川県からプロ入りした森敬斗(桐蔭学園-横浜DeNA)に負けないセンスを持った逸材だ。

(打撃)

 広角に安打を量産できるだけではなく、高めに浮いたボールを逃さず、本塁打にできるパワーを持っている。

 力みのない構えから無駄な反動を使わず、インパクトまで最短距離で強いスイングができる。

スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置において背筋を伸ばしてバランスよく立つことができている。

 投手の足が降りてから始動を仕掛けていき、すり足気味にタイミングをとっていく。トップでバックスイングをとって、深くひねりを入れず、左肘を畳んで振り抜くことができる。

 スイングスピードは中学時代から150キロ近かっただけに、非常に速く、また1年生のときと比べると下半身が分厚くなり、軸がブレず、下半身の動きを見ると割れがうまく作れており、膝下にもしっかりと対応。どのコースに対しても速いスイングができる。ボールの見送り方を見ると、軌道をしっかりと見極めた上で、見逃しており、いわゆる見逃した方がよい選手だ。

 そのため打てるポイントが広く、ヒットを量産できる。

(守備)

 中学時代、日本代表に選ばれ、プロのコーチから二塁守備を叩き込まれ、守備に連動性が生まれた度会。実際に試合や試合前のノックを見ていても動きは軽快。ただ昨秋はミスが多く、反省の内容だったが、それでもうまい選手ということは変わりない。

 強打とミートを兼ね備えた守備がうまい二塁手。評価が上がって当然の選手だ。

更新日時:2020.04.11

将来の可能性

 現時点でも打撃、守備ともに高校生トップレベルの技量を持っている。  技術的にも優れているが、この選手が素晴らしいのはチームが苦しんでいるときに勝負強い打撃ができること。昨年は春季県大会から土壇場での本塁打が多く、力強さを持った選手であることが伺えた。また性格も明朗で、物怖じせず、暗くなることなく、自分の意見を主張できるところがある。メンタル的にもプロ向きだ。    あとは夏だけになってしまったが、勝負強い打撃、高い守備力、目ざとさを感じる走塁。これを常に見せていけば、高卒プロ入り。そして上位指名も見えてくる逸材だ。
更新日時:2020.04.11

Teammate ( High School ) post not found.

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です