松本 竜也選手 (智辯学園)
短評
智辯学園の先発・智辯学園 松本竜也は好投手で、ストレートの勢いは選抜優勝投手となった村上 頌樹と大差はなく、真っ向から振り下ろすストレートはコンスタントに133キロ~138キロを計測する。 何より下半身主導のフォームは土台が良く、上半身の使い方もしっかりしていて技術力の高さを感じる。投げ方がしっかりとしているので、投じるストレートは非常に威力がある。 関東大会で140キロ(球場のガン)を出した投手と比べても、勢いがあり、あくまで仮定の話だが、もし松本が栃木の球場で投げていたら、140キロ以上を出してもおかしくない。さらに120キロ台のスライダー、120キロ台のフォークの精度も高い。そんな投手から打ち崩すわけだから、やはり大阪桐蔭の打線のレベルの高さ、集中力の高さは素晴らしいものがある。 前チームから投げている投手だが、だいぶ体つきはがっしりしてきて、村上よりもパワー系の投手へ成長する可能性を見せている。どちらかというと彼のほうがプロ向きの素材だ。もう少し自分の素質を信じて良いし、この悔しさを忘れず、ぜひ剛速球とコントロールを兼ね備えた投手になってもらいたい。
更新日時:2016.10.31