佐々木 航太選手 (釜石)
寸評
選抜では、同じ21世紀枠で選ばれた、小豆島と対戦。この試合で3安打を放ち、存在感を示した新2年生。 (第一印象) 低めの球を上手く拾う、バットコントロールの良さが光ります。最後までボールから目を切らず、つかまえられるところは非凡な部分。 (守備・走塁面) 残念ながら一塁までの正確なタイムは計測できなかったものの、秋の新チーム結成以来の28試合で11盗塁を記録。チームの1番打者を務めるように、それなりに動ける脚力はありそう。 右翼手としての打球への反応、落下点までの入り方などを見ていると、動きの良さが目立ちます。地肩も基準レベルぐらいはありそうで、守備に関しても及第点を与えられるのではないのでしょうか。 (打撃内容) 低めの球をうまく拾い、センター方向中心に打ち返す基本に忠実な打撃。その打撃を見ていると、コンパクトヒッターという印象を受けます。 <構え> ☆☆☆ 前の足を引いた左のオープンスタンスで、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢はよく、全体のバランスとしては並ぐらいでしょうか。 <始動> 遅すぎ 投手の重心が下るときに、開いていた足をベース側に戻しつま先立ちします。本格的に動き出すのは、リリース直前と遅すぎるのは気になります。 <下半身> ☆☆☆ 足を軽くあげて、少しベースから離れた方向に踏み出すアウトステップを採用。始動~着地までの時間がないので、どうしても 点 の打撃になってしまいます。狙い球を絞り、その球を逃さないことが求められます。 踏み込んだ足のつま先がシッカリ閉じられており、身体の開きを我慢できているところは良いところ。外角の厳しい球や、低めの球にも喰らいつくことができます。 <上半身> ☆☆☆☆ 打撃の準備である「トップ」の形をつくるのは自然体で、上半身の使い方に力みがないところは良いところ。バットを寝せながらも先端であるヘッドは下がらないので、広い面でボールを捉えられるアベレージヒッター。 <軸> ☆☆☆☆ 素晴らしいのは、足の上げ下げが小さく目線の上下動がほとんどないこと。これにより、球筋を錯覚を起こすことなく追うことができます。 身体の開きも我慢して、軸足にも粘りが感じられます。これにより、低めの球でも上手く拾うことができるのでしょう。
更新日時:2016.05.05
将来に向けて
新2年生ながら、大舞台で臆することなく自分の良さを魅せつけました。ドラフト候補云々というタイプではありませんが、持ち前の野球センスを活かし長くアマ球界で我々を楽しませて欲しい存在。今後の活躍や成長を、見守ってゆきたい選手でした。
更新日時:2016.05.05
匿名
2024-03-02 at 4:17 PM
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