有村 大誠選手 (秀岳館)

有村 大誠

球歴:秀岳館

都道府県:熊本

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:184.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

寸評

 中学時代は控えだったものの、高校から急激に伸びた右の本格派右腕。明治神宮大会では本来の力を発揮できずに終わったが、一冬越えて、150キロ越えを目指すべく変身をかけている。 (投球内容)  しなやかな腕の振りから微妙に揺れ動くストレートで攻めていく投手。  球速は常時130キロ中盤~130キロ後半とあまり球速が出ていない。今春ではコンスタントに140キロ台をたたき出せるように、しっかりと調子を上げていきたいところ。  変化球は120キロ前後のスライダー、110キロ前後のカーブ、120キロ前後のチェンジアップと曲り幅が大きい球種を投げ分け、コーナーを散らせながら打ち取っていく投手。まだ細かなコントロールや、危機回避能力に欠けるところがあり、投球面はより突き詰めていく必要がありそうだ。  クイックは1.2秒台と標準レベルのクイックができている。 (投球フォーム) ワインドアップから始動し、左足を胸元まで高く上げていきながら、二塁方向へ捻りを入れていく動作を見せている。勢いをつけているが、バランスをくずしやすい立ち方でもあるので、気を付けていきたいところ。その後、左足を二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を少しずつ下げていき、まるで西口文也のような膝の使い方で踏み込んでいく。  左腕のグラブを斜めに伸ばしていきながら、開きを抑えていき、右ひじを畳むようにしていきながら、トップに持っていきリリースに入る。どちらかと上半身主導のフォームだが、この投手の肝はどれだけ体を鋭くスピンさせて、腕の振りで伝えることができるか。体重を増やすことはもちろんだが、身体をうまく使いこなせるトレーニング、体の使い方を覚えていった方が球速が伸びていくタイプではないだろうか。
更新日時:2016.01.03

将来の可能性

 明治神宮大会の投球内容は本来の出来ではなかった。秀岳館が全国上位にいくにはこの投手の成長が不可欠。話した限りでは、かなり高い目標を志していたが、焦らず、地道にレベルアップを果たし、ぜひ力強いストレートとキレのある変化球で翻弄し、チームの勝利を手繰り寄せる投球を見せていきたい。
更新日時:2016.01.03

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