細川 成也選手 (明秀日立)

細川 成也

球歴:明秀日立

都道府県:茨城

ポジション:投手, 右翼手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 高校球界を代表するスラッガーとして注目されていたが、投手としてもチームを夏の茨城大会 決勝戦まで導いた。今回は、投手・細川 成也にスポットをあて考えてみたい。 (ここに注目!)  ズシリと重い速球と、縦の変化球とのコンビネーションに注目して頂きたい。 (投球内容)  夏の緒戦・古賀三戦(観戦レポート)では、MAX146キロを記録。普段も135~140キロを超えるような球威のある重い球を投げ込んでくる。それに加え横滑りするスライダー、縦に切れ込むフォークなどもあり、打者は容易に的を絞られない。速球は空振りを誘うというよりも、重い球で詰まらせる投球が持ち味。  クィックは1.15秒前後と平均的で、牽制・フィールディングも並ぐらい。元々普段は外野手をやっているが、動作が機敏だとか上手さは感じられない。 <長所>  腕をしっかり振れるので、速球と変化球の見極めはつきにくい。ボールにもしっかり体重を乗せてからリリースできているので、打者の手元まで強いボールが投げ込める。 <課題>  グラブがしっかり抱えられないので、どうしても、コントロールはアバウトになる。右打者外角への制球は良いのだが、左打者の外角高めにはボールが抜けてしまい上手く制御できなかった。左打者へのコントロールが、全般的に課題だと言える。  腕を真上から叩いて来るフォームなので、腕の送り出しに無理があり肩を痛めやすい。この辺は、外野手としてもちょっと心配な部分で、故障には充分注意したい。
更新日時:2016.07.28

将来に向けて

 完全に卒業後は、野手一本で勝負することにはなるだろう。ピッチャーとしての動きを見ている限り、やはり外野手向きの人材だというのを強く実感した。140キロ台中盤の球が投げられるように、強肩であるのは間違いない。  投手としてもパワーピッチャーとして、続けていけばある程度のところまではやれるとは思う。しかしそれ以上に、野手としての才能が秀でているということなのだろう。「あの細川が、高校時代はピッチャーやっていたのを見た」そんなことを自慢できる日も、そう遠くはないのかもしれない。
更新日時:2016.07.28

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