江口 駿希選手 (東海大星翔)

江口 駿希

球歴:東海大星翔

都道府県:熊本

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:181.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 今どき珍しいぐらい、足を勢いよく高くまで引き上げる独特のフォーム。その足をまわしこんで中々地面を捉えないので、中々タイミングが取りにくい。 (第一印象)  ただ変則なだけでなく、すでに夏の時点で130キロ台を連発できるなど、一定レベルの球威・球速を誇る来年楽しみな素材。 (投球内容)  独特のフォームから繰り出すストレートは、常時130キロ前後ぐらい。最速では、130キロ台中盤まで出るという。変化球は、カーブ・スライダー、それにフォークだか沈む球も持っています。まだコントロールはアバウトですが、牽制・フィールディングの動きもよく、クィックも1.15~1.25秒ぐらいと基準レベル。野球センスの片鱗を、伺うことができました。 <長所>  腕を強く振れるので、速球と変化球の見極めは困難。ボールにも適度に体重が乗せられており、打者の手元までの勢いも悪くありません。  中々あげた足が地面を捉えないので、打者としてはタイミングが合わせ難いのではないのでしょうか。 <課題>  グラブは最後まで内に抱えられていますが、足の甲の地面への押し付けが浅く、浮き上がろうとする力を抑えこめません。そのためボールは、高めに浮きやすいわけです。    腕の角度をつけて投げすぎなので、肩への負担は少なくないでしょう。腕の送り出しにも無理があるので、制球を乱したりボールの威力にも影響している可能性があります。もう少し振り下ろす腕の角度を、緩和させても良いのかなとは思うのですが。
更新日時:2014.12.24

将来の可能性

 マウンド捌きなどは良いのですが、コントロール、ボールの威力など、まだまだ発展途上だと言えるでしょう。かなり特殊なメカニズムをしているので、今後どういったタイプに育ってゆくのかはイメージし難いものがあります。このまま球威・球速を増してパワーアップしてゆくのか? 打ち難さなどを全面に出して技巧派になってゆくのか、その両方なのかも含めて。いずれにしても、2015年度の熊本を代表する投手の一人に育つことを期待しています。
更新日時:2014.12.24

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です