村木 文哉選手 (静岡)

村木 文哉

球歴:静岡

都道府県:静岡

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:182.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生ながら、静岡のエースとして東海大会優勝に導いた右の好投手。東海大菅生戦では悔しい登板となったが、将来的にパワー系の投手に変貌する可能性を秘めている。 (投球内容)  速球は常時130キロ~135キロと、突出したスピードはない。変化球は緩やかな曲がりをするカーブ、小さく切れるスライダーを右打者、左打者問わず、膝元にしっかりと投げ込むコントロールの良さがある。  左打者には強く、変化球はしっかりと膝元に決まり、外角ストレートがしっかりと決まる。だが右打者に弱く、ボールが高めに入ったり、真ん中近辺に集まって打たれることが多い。そこが勿体ない点といえるだろう。 (投球フォーム)  腰が横回転気味の動きから強い腕の振りをしたフォームする。まだ突っ込み気味な動作があり、フルに生かし切れていないところが気になる。  セットポジションから始動し、左足をすっと上げて、右足の膝を適度にバランス良く立つ。左足を遊撃方向へ伸ばしていきながら、  重心を大きく下げていきながら、着地する。お尻から先行するヒップファーストを取ろうと意識をしているが、左腰が開くのが早く、回旋動作として弱くなる。そのため左肩の開きが早いフォームとなっている。テイクバックは内回りの旋回をしていくが、肘がしっかりと上がらないうちに、  投げ始める為、肩、肘への負担が不安。やや突っ込み気味のフォームで、体の回旋をしっかりと生かし切れていないのが勿体ない。  もう少し突っ込みを押さえて、体の回旋がしっかりと出来た状態で腕を振ることができるだろう。
更新日時:2015.01.18

将来の可能性

 まだ身体の線が細いが、投球フォームの勢い、打撃のスイングの鋭さ、走る姿を見ると、身体能力は高い選手なので、さらに体幹などのコア、エンジンを大きくすることができるようになると速球派右腕へ変貌する可能性を秘めているだろう。  配球面を見ると、まだ詰めの甘さが見られ、選抜へ向けて、制球力、変化球を磨き、勝てる投手へ一歩ずつレベルアップを果たすか。  個人的には、エンジンが今よりも大きくしていけば、完成系は、今年、ドラフト候補に挙がるような熊原健人仙台大)のようなパワーピッチャーになる予感がする。
更新日時:2015.01.18

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