鶴井 拓人選手 (高知)
短評
観戦レポートより抜粋(2014年4月13日) この試合で最も存在感を見せていたのは高知の先発マウンドに立った「明徳キラー」である。新人戦決勝で10回1失点(自責点0)の実績を買われ、再び明徳義塾に対峙することになった2年生左腕・鶴井 拓人がその人だ。 90キロ台はカーブ、110キロ台はスライダーと稀に投げるチェンジアップ、120キロ台は最速128キロのストレートと球速帯は3種類。ただ、右打者の明徳義塾・岸いわく「内角へのボールは真っ直ぐ来るが、外角のボールがシュートしてくる」独特の球筋は、6回3分の1で7被安打と両陣営共に「調子が悪い」との評価する中でも2失点に封じる安定感を有している。 大阪・門真第五中学時代は軟式野球クラブチームの雄・門真クレイジーボーイズに所属。 その時に培った大先輩・岩見 優輝(熊本工業高校→亜細亜大→大阪ガス→広島)を思わせる「外角からの出し入れ」に加え、現在左打者への決め球として習得中の変化球が間に合えば、夏の大舞台でも彼の力が大いに威力を発揮しそう。
更新日時:2014.04.17