福田 力選手 (海南)

福田 力

球歴:海南

都道府県:和歌山

ポジション:二塁手

投打:右 / 左

身長:165.0 cm

体重:64.0 kg

学年:卒業

寸評

 チームの1番・二塁手を務め、ミートポイント確かな打撃で好打者ぶりを全国に示した福田力。    (第一印象)     体は小さいのですが、 チームの中で筋の良さは一番ではないかと思わせるセンスの良さが滲み出ています。特にハンドリングや膝の使い方など、身のこなしに柔らかさがあるのが最大の魅力ではないのでしょうか。     (守備・走塁面)     一塁までの塁間は、4.2秒前後。プロの基準レベルぐらいの脚力で、高校生としては俊足ですが、際立つほど速いタイムではありません。その辺は、新チーム結成以来の28試合で、僅か1盗塁しか決めていないことからもわかります。しかし選抜池田高校戦(2014年03月22日 )では、見事盗塁を決めました。     ただしこの手の好打者タイプにしては、ややセカンドのフットワークが危なかしかったり、地肩がそれほど強くないなど守備面に物足りなさを感じます。彼のような好打者タイプは、より守備や走塁との総合力が求められるからです。     (打撃内容)     右に左にセンターへと、幅広く打ち返すのが特徴のアベレージヒッター。    <構え> ☆☆☆     前足を軽く引いて、グリップを高めに添えます。腰の据わり具合・全体のバランス・両目で前を見据える姿勢などは、ほぼ平均的な構えだと言えるのではないのでしょうか。    <始動> 平均的     投手の重心が下がりきったあたりで始動する、平均的なタイミング。これは、ある程度の対応力と長打力をバランスよく兼ね備えた中距離打者やポイントゲッターが多く採用します。    <下半身> ☆☆☆☆     足を大きく引き上げて打ちに行き、少しベースから離れたアウトステップを採用。左の好打者らしく、内角を意識した打撃だと言えます。踏み込んだ足元もブレないので、高めの外角ならばアウトステップでも苦になく対処できるはず。    <上半身> ☆☆☆☆     打撃の準備である「トップ」を作るのは自然体で、リストワークに柔らかさがあるのが魅力。バットの振り出しも、上からミートポイントまでのロスがなく、コンパクトに振り抜けています。    <軸> ☆☆☆☆     足の上げ下げが大きい割には、目線の動きは平均的。体の開きも我慢できており、軸足にも粘りを感じます。
更新日時:2014.04.16

将来の可能性

 体が小さくセンスが勝ったタイプなので、まだひ弱さを感じなくもありません。また好打者タイプにしては、守備がイマイチなのが残念。この辺の欠点を改善できれば、大学などでも活躍して行ける選手ではないのでしょうか。今後もまた、何処かでそのプレーに出会えそうな予感がする選手。そのときまでの成長を、今は楽しみに待ちたいと思います。
更新日時:2014.04.16

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