井手 真悟選手 (御船)

井手 真悟

球歴:御船

都道府県:熊本

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

 少し担いで投げるようなスリークオーターから、球威のあるボールを投げ込んで来ます。プロ志望届けも提出した、2014年度の熊本を代表する好投手をご紹介。  (第一印象)  単調な投手かと思ったのですが、パッとランナーを出すとマウンドを外したり、ボールを長く持って打者を焦らしたりと投球センスを感じます。  (投球内容)  サイドハンドに近いスリークオーターから、常時135キロ~140キロ台を超えるようなボールを投げ込んできます。キレで勝負するというよりは、球威のある球で詰まらせる球質。変化球はスライダーとのコンビネーションですが、時々緩いカーブやシンカー系のボールも織り交ぜてきます。ボールが見やすいフォームのせいか、苦になく合わされてしまう欠点があります。それでもコースにボールを散らすなど、四死球で自滅するようなタイプではありません。牽制は並ですが、クィックは1.1秒前後と素早い。打者としての才能も買われるなど、野球センスの高さが光ります。  <長所>  グラブは内に抱えられ、両サイドの投げ分けは安定。足の甲でも地面を押し付けられるのですが、膝小僧に土が着いてしまうほどなので、エッジが活かせず意外に高めに甘く浮いてしまうのは残念。  <課題>  「着地」までの粘りに欠け、体の「開き」が早くボールが見やすいのが気になります。そのためコースを突いた球でも、簡単に合わされてしまいます。  腕が身体に絡むような粘っこさがなく、「球持ち」が浅くフォームが淡白。また膝小僧に土が着くように、重心が沈み過ぎていて前に体重が乗らないのも気になります。この辺がもう少し上手くなると、もっと打者の手元までボールが来るようになるのではないのでしょうか。
更新日時:2014.09.28

将来の可能性

 技術的にも、投球内容的にも、レベルの高い相手だと苦しいかなと。投球センスはありますし、すでに140キロ台を連発できる能力もあります。高校からプロという絶対的なものは感じませんが、大学や社会人などに進むようだと、有望株として数年後に期待が持てます。今後どんな進路をたどるにせよ、注目して行きたい選手でした。
更新日時:2014.09.28

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