二十八 智大選手 (岩国)

二十八 智大

球歴:岩国

都道府県:山口

ポジション:一塁手

投打:右 / 左

身長:176.0 cm

体重:89.0 kg

学年:卒業

寸評

中大で主将を務めた二十八 貴大の弟。プレーぶりを見ると、なかなか自分の考えに拘りを持っており、意志の強さを感じられる好選手だ。 (打撃)  球足の速い打球はウリで、右中間方向へ外野手の間を抜く打球を打つことを得意としている。  打者に話を聞くと、タイミングが大事と答える打者が多い。彼は自分のフォーム通りで打つことを心掛けるようだ。タイミングが合っていても、自分の形が崩れてしまえば、打ち損じてしまうことが多いと感じていたからだ。結果的にタイミングが合って打ったことには納得しないという。なかなか高いレベルを考えて驚かされた。  スタンスはスクエアスタンス。スタンスの広さは肩幅ぐらいでグリップを肩の位置において体に近いところにグリップを置いて構えている。両目で見据えることができており、バランスの良い構え方である。投手の足が下りたところから始動仕掛けていき、小さくステップをする。あまり足を上げない選手だが、両膝を柔軟に使って、ボールを呼び込んで打つことができる選手。そのため低めの変化球でも狙い球を絞ることができれば打ち返す技術がある。トップの動きを見るとあまりばくスイングを取ることはしないのだが、手元で呼び込んでそこからフォロスルーを大きく取ったスイングをするため、遠くへ飛ばすことができる。スイング軌道は弧を描くようなスイングではあるが、バットは下から出ずに綺麗な軌道で振り抜くことができているため、粗さはなかった。  踏み込んだ右足をうまく我慢することができていて、軸足も綺麗に回転することができている。足上げが小さいため目線の動きも小さくブレが少ない。やはり自分の動きに拘っている故、安定したフォームを求めていることが感じられる打撃内容だ。 (守備・走塁) 三塁打のタイムが12秒台とそれほど足をウリにする選手ではないが、何とか必死に走ろうとする意志は見える。守備もそつなくこなしているが、ポジショニング、ワンバウンド処理含めて、さらに安定感を高めていきたい。打撃は良い素質があるので、一塁手以外のポジションを守れるようになると付加価値は高くなるだろう。
更新日時:2013.12.22

将来の可能性

打撃は兄に負けない良い素質を持った好選手。体格的にも兄に負けていないものがあり、自分のこだわりもある選手で、大学でも続けられる技量は十分に備わっている。将来へ向けて三塁手に挑戦するなど、打撃を磨きながら、選手としての付加価値を高めることにも挑戦してほしい。選抜ではチームの勝利を導く一打を打ってくれることを期待したい。
更新日時:2013.12.22

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