徳本 健太朗選手 (龍谷大平安)

徳本 健太朗

球歴:龍谷大平安

都道府県:京都

ポジション:中堅手

投打:右 / 左

身長:177.0 cm

体重:71.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2014年4月2日)  まず1回表、1番徳本 健太朗(3年)が2ボール後の3球目スライダーをライト線へ運んだ。  二塁打と思った打球だが、徳本はまったく足を緩めず躊躇なく二塁ベースを走りすぎ、さらに三塁へ向かって加速する。前日の佐野日大戦の第4打席でも三塁打を放ち、このときの三塁到達タイムが今大会ナンバーワンの11.34秒だったので、徳本なら三塁を狙うだろうと私もストップウォッチのストップボタンを押さなかった。そして三塁ベースにフックスライディングで到達したときのタイムは前日をさらに0.26秒上回る11.08秒。これは相当速く、例年なら確実にプロ・アマを含めても私の計測した中ではトップ3に入るタイムだ。  打撃面では第1打席の三塁打が前述したように2ボールからのスライダーを打ったもので、第2打席の安打性の左飛が1ボールからのストレートという具合に狙い球を絞った好球必打が目立ち、第3打席のタイムリーは3ボール2ストライク後の高めストレート、第4打席のレフト前ヒットが1ボール2ストライク後の外角低めスライダーの落ち際を叩いたもので、追い込まれてからの対応力の高さがさすがだった。  脚力は三塁打の11.08秒が絶賛もので、それ以外では4回のタイムリーのあと二盗を成功させ、このときの動作開始から二塁ベース到達までに要したタイムが3.37秒。PL学園時代の前田 健太(現広島 独占インタビュー 【前編】 【後編】)を取材したとき、前田は「PL学園では高校生の二盗に要するタイムを最速3.40秒に設定して投手のクイックと捕手の二塁送球を調整している」と言っていたが、徳本の俊足はPL学園の常識を100分の3秒上回っていたことになる。これは相当凄いことである。
更新日時:2014.04.03

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