津留崎 大成選手 (慶應義塾)

津留崎 大成

球歴:慶應義塾

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:72.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生ながら春から、チームの主力投手として活躍。このまま成長すれば、最終学年では全国にその名が知られる存在になるのではないのでしょうか。   (第一印象)    中背の体格でそれほどスケールは感じませんが、投手としてのセンスが高く、総合力の高い好投手。   (投球内容)    ランナーがいなくてもセットポジションから投げ込み、球速は常時135キロ前後を記録。ガッチリした体格から、力強い球を投げ込んできます。変化球は、小さく横滑りするスライダーとのコンビネーション。 投球は単調ですが、その分「間」をしっかり取り、一辺倒になるのを防ぎます。クィックも1.2秒前後で投げ込め、四死球で自滅するような投手でもなく、すでにある程度のまとまりを身につけています。中学時代から、相当高いレベルでもまれてきた投手なのでしょう。   <長所>    足の甲で深く地面を捉えており、それほどボールは上吊りません。しかしグラブを内に抱えられない分、球筋がバラつく傾向にあります。   <課題>    前に足を逃し大きく前にステップするので、「着地」は早過ぎることはありません。しかし直線的なフォームのため、打者からはボールが見やすく体の「開き」が早いのが気になります。これではコースを突いても、踏み込まれて打たれてしまいます。    振り下ろした腕が身体に絡まないなど、腕の振りはまだまだ。また前に大きくステップさせることで、体重が後ろに残って前に重心が乗ってきません。そのためボールに体重が乗せられず、生きた球が打者の手元まで伸びて来ないのだと考えられます。
更新日時:2014.02.10

将来の可能性

 投手としてのセンスもよく、ある程度のレベルまで来ています。しかし技術的な観点で見ると、まだまだ課題を多く抱えているのがわかります。また球種も少なくバリエーションが不足しているなど、けして完成された投手ではありません。最終学年までに、身体が一回り二回り大きくなるようだと面白いと思います。いずれにしても神奈川を代表する好投手として、これからも注目して行きたい一人です。
更新日時:2014.02.10

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