須佐見 将馬選手 (箕島)

須佐見 将馬

球歴:箕島

都道府県:和歌山

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:61.0 kg

学年:卒業

寸評

 箕島29年ぶりの、夏の選手権出場の原動力になった好投手。182/61 という線の細さは気になるが、スラッとした投手体型に筋の良さを感じます。 (第一印象)  飄々と投げ込むタイプなのですが、右打者の内角を厳しく強く強気の投球が身上。大舞台でも、開き直って投げられる潔さが魅力です。 (投球内容)  球速こそ135~130キロ台後半ぐらいで、驚くような球威・球速はありません。しかし打者の内角を厳しく突くだけでなく、ボールも結構低めに集まります。変化球も、スライダー・チェンジアップなど。特に低めで沈む、チェンジアップには威力を感じます。普段はボールを、コーナー・低めに集めて、相手の打ち損じを誘います。 <長所>  グラブは抱えられてはいないのですが、最後まで体の近くにあるので、両サイドの投げ分けは安定。また膝小僧を着くほどなので、ボールは比較的低めには集まりやすいようです。細かいコントロールというほどではないのですが、四球で自滅するようなことはありません。 <課題> 「着地」までの粘りが淡白で、フォームとしては苦にならないタイプ。そのため、体の「開き」もやや早く、コースを突いた球で球筋が読まれてしまい痛打を浴びます。 腕の振りが弱いので、なかなか体に絡みません。打者も速球と変化球の見極めがしやすいので、せっかくよい変化球を持っていても、中々空振りを誘えません。
更新日時:2013.08.17

将来の可能性

 まだまだ体がビシッとしていないので、ボールにもフォームにも力強さが物足りません。逆に肉付けをよくして効率的に筋力も強化できると、非常に楽しみな選手であります。ぜひ大学に進んで力を蓄えれば、数年後は大きく化けるかもしれません。期待を持って、これからも見守ってゆきたい好投手でした。
更新日時:2013.08.17

短評

観戦レポートより抜粋(2013年08月08日)  須佐見は正統派な投手。西武で活躍する岡本洋介を彷彿とさせるような下半身を沈み込んだ投球フォームから常時135キロ前後の速球、スライダー、チェンジアップ、カーブを投げ分ける。両サイドへ投げ分けながる。135キロ前後だが、筋はなかなか良い。箕島といえば、東尾修、吉井理人を輩出した名投手輩出の学校。吉井投手の現役時代は非常にテクニックが優れた投手で、今も豊富な知識で、理論派な解説者として活躍しているが、彼も感性が優れた好投手となっていくのではないだろうか。
更新日時:2013.08.09

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です