塹江 敦哉選手 (高松北)

塹江 敦哉

球歴:高松北

都道府県:香川

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:173.0 cm

体重:66.0 kg

学年:卒業

寸評

 高松北の最速147キロ左腕。香川県のみならず今年の四国地区を代表する本格派左腕だが、ここまで甲子園に一度も歩めずに終わっている。甲子園は残り1回に迫っている。投球を見ると、彼の長所は左腕ながら高校生として速い140キロ台のストレート、縦に鋭く落ちるスライダー、カーブだ。特に変化球の切れは絶品で、簡単に空振りを奪う事ができる。長所のみで見るのならば、ドラフト候補級に値する投手だ。 この夏、最速147キロを計測したが、春先と比べると投手らしいフォームへ成長したのだ。この夏、春の投球を見ると力任せの投球で、意図して投げているように感じない。彼が速球派左腕からプロでも活躍出来そうな左腕と見せるには意図をもって投球ができる投手へ成長することだが、そのレベルまでに脱皮するには1年間では短いかもしれないが、少しでも成長の跡は見せてもらいたい。 (投球フォーム)  本格派左腕らしいテークバックが大きい投球フォーム。ワインドアップから始動し、右足を高々を上げてバランス良く立つ。春先は足を高く上げるだけでバランスさをかけていたが、だいぶ安定した立ち方になってきた。  右足を二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていき、前足を送り込んで着地する。右腕のグラブを捕手方向へまっすぐ伸ばして、右胸に抱えこんでいき、テークバックは大きくテークバックを取っていく。その時、右胸を大きく張って、トップを作ることができている。彼の欠点は肘が上がらず、頭が突っ込んでリリースポイントが定まらないことになった。  リリースポイントが定まらないのは最初の始動から軸がぶれて不安定な体重移動になっていたと考えられるが、夏は春先に比べると安定した立ち方になり、体の突込みを我慢できるようになってきた。あとは今のフォームをさらに固めて、意図的に投げられるフォーム作りをおこなってほしい。
更新日時:2014.01.02

将来の可能性

 140キロ後半を投げる素質の高さといい、キレのある変化球といい、長所で見ればドラフト候補として騒がれるものはあり、来年はぜひ追いかけてみたい投手。課題は制球力、投球の組み立てなど実戦派左腕に成るまでに取り組む課題は多い。今まで全国に出ていない経験が彼を大きく成長させるきっかけになるかもしれない。来年には県内では敵なしの投球を見せて、全国の高校野球ファンに披露することができるか大いに注目したい。
更新日時:2014.01.02

1 Comment

  1. 佐藤 晋平

    2024-02-13 at 11:34 AM

    手マフラー

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