小野 憲生選手 (弘前学院聖愛)

小野 憲生

球歴:弘前学院聖愛

都道府県:青森

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:181.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

 昨夏の青森大会決勝戦では、背番号16をつけながら先発登板した投手。右サイドハンドから、キレのある球を投げ込んできます。 (第一印象)  非常に野球センス秀でた選手で、クィック・牽制・フィールディングも上手い。ただ光星学院戦では、制球を気にし過ぎて、かえって微妙なコントロールに苦しんだ感じが致しました。 (投球内容)  アンダースローの投手のように、前に身体を折って投げ込んできます。球速は130キロ前後ぐらいでしょうが、キレがあるので打者にはもっと速く感じられるのでは? 変化球は、横滑りするスライダー・シュート・シンカー・カーブなど横の変化球中心に多彩です。元来はコースを突くのが持ち味なのでしょうが、決勝戦では微妙なところが決まらず苦しみました。それでも強打を誇る光星学院の選手たちが、中々芯で捉えきれず打ちにくそうに見えました。 <長所>  グラブは最後まで内に抱えられているので、両サイドの投げ分けは安定しやすい。足の甲での地面への押し付けも出来ているので、ボールもそれほど高めに抜けません。まだリリースが完全には安定していませんが、最終学年にはきっちりコントロールできるようになるのではないのでしょうか。 <課題>  「着地」までの粘りに欠けるので、打者から合わせやすい部分があるのかも。身体の「開き」は、どうしてもサイドの宿命というか見やすい部分があります。そのため、コースを突いた球でも打たれてしまうことがあります。  腕が身体に巻き付くような強さや粘っこさがなく、体重移動も力が横に流れてボールに十分に伝えきれていません。粘っこさを追求するのか、力強さを追求するのかはわかりませんが、いずれにしても淡白な投球フォームを改善して行く必要はあるのではないのでしょうか。
更新日時:2013.01.19

将来の可能性

 2年夏の時点では、なかなかの好投手だと思います。そのため秋の新チームからは、背番号1のエースナンバーを付けたようです。順調に伸びてゆけば、2013年度の青森を代表する好投手に位置づけられるでしょうから、打倒光星学院の有力な候補になっても不思議ではありません。ぜひ夏の悔しさを糧に、今年は大きく飛躍して欲しい一人です。
更新日時:2013.01.19

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