名嘉 昇司選手 (沖縄尚学)

名嘉 昇司

球歴:沖縄尚学

都道府県:沖縄

ポジション:左翼手, 外野手

投打:右 / 左

身長:181.0 cm

体重:82.0 kg

学年:卒業

寸評

 小柄な選手が多い沖縄尚学において、恵まれた体格が目を惹く5番打者。早いカウントから、思いっきり振り降ろす積極的なバッティングが目立ちます。 (第一印象)  確実性のある 柴引 佑真 に神経をすり減らした投手に対し、ガツンと痛打を浴びせるのが、この選手の持ち味。確実性よりも、破壊力を売りにしている選手で、大きな弧を描くスイングが魅力です。 (打撃内容)  打球は、センター方向中心に広角に飛ばします。前足を引いて、バランスよく構えます。始動は平均的で、ある程度の対応力と長打力をバランスよく兼ね備えた中距離タイプ。勝負強さを売りにする打者が多く採用する始動なので、5番打者である彼の打順にはぴったり。 <長所>   足をゆっかり回し込み、始動~着地までの「間」は取れています。これにより、速球でも変化球でも対応しやすい打ち方。また足の上げ下げが小さいので、目線が大きく動かないのが良いところ。  打撃の準備である「トップ」の形も自然に作れ、バットの振り出しも癖がありません。そのためボールを捉えるまでに大きなロスはありませんし、大きな弧を描いて最後まで振り抜けています。 <課題>  踏み込んだ足元が、インパクトの際にブレてしまっています。これだと外角や低めの球に対し、開きを十分我慢して対応できませんし、打ち損じも生じます。  インステップして踏み出すのと、ある程度懐にスペースがないと内角が捌けないスイング軌道なので、どうしても食い込んで来る球筋に対しては窮屈になりがち。
更新日時:2012.12.29

将来の可能性

 残念ながら守備・走塁に関してはよくわからない部分が多かったので、選抜での観戦ポイント。スイングは大きく、強打者としての片鱗を伺えます。まずは下半身のブレをなくし、上半身と下半身のバランスの取れたスイングを心がけて欲しいものです。選抜での打棒爆発を期待してみたい一人でした。
更新日時:2012.12.29

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