山田 基樹選手 (日川)

山田 基樹

球歴:日川

都道府県:山梨

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:194.0 cm

体重:83.0 kg

学年:卒業

寸評

 194センチの体格ながら、少し肘が下がって出て来るスリークオーター。そのためか、体格ほどボールやフォームに威圧感がありません。むしろ大型の割に、適度に試合をまとめてこられるのに驚かされます。 (第一印象)  大きな体を持て余し気味で、動作全体が緩慢なのが気になります。当然それは、腕の振りやフィールディングや各動作にも現れます。その反面、非常にきめ細やかなところまで意識の行く選手であり、投手らしい一面を顔を覗かせます。 (投球内容)  球速は、常時130~観戦日のMAXは142キロ。球速ほどボールが来ている感じは致しませんが、ランナーを背負ってピンチになると140キロ前後のボールを投げ込みます。変化球はスライダー中心で、他にもカットボールやシュート系の球など小さな変化を織り交ぜます。それほど細かい制球力や投球術はありませんが、両サイドに投げ分け要所は締めることが出来ています。まだまだ体は未完成ですが、ピッチングは適度に試合を作れます。 <長所>  グラブを最後まで内に抱えられ、足の甲でも地面を押し付けることが出来ています。そのため両サイドの投げ分けも安定していますし、ボールもそれほど高めには抜けません。大型ですが、けして荒っぽい投手ではありません。 <課題>  肘が下がって押し出すように投げてしまうので、体の「開き」が早くなりボールが見やすくなっています。またボールに角度がないので、上背の割に角度がつけられません。スリークオーターでも好いのですが、テイクバックをした際に、肘は両肩を結ぶラインよりも高い位置をキープする習慣が欲しいですね。腕の出も、もっと自然になるはず。  最も気になるのは、動作にキレがなく緩い点。そのため腕振りも弱く、体に絡んでくるような粘りや鋭さがありません。これでは、変化球を投げるときに見極められてしまい、好い変化球が修得できません。
更新日時:2013.05.05

将来の可能性

 とにかく、まだまだ発展途上の選手。これから大学などで本格的な指導や野球に専念できる環境が整った時に、どんな化学反応を見せてくれるのか楽しみ。ただそういった厳しい環境に身を置く心構えがあるのか、それについて来られるのかが気になります。素材的には充分大学などで野球を続けて行けるものがあるだけに、上手く導いてあげれば大化けする可能性があります。体がビシッとしてきた時に、どんな投球を見せてくれるのか今から本当に楽しみです。
更新日時:2013.05.05

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です