髙田 涼太選手 (浦和学院)

髙田 涼太

球歴:浦和学院

都道府県:埼玉

ポジション:三塁手

投打:右 / 右

身長:180.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 昨年からサードとして出場している大型選手。甲子園でも本塁打を放つ活躍を見せた。新チームではサード・捕手を兼任。高い身体能力を武器にグラウンドを暴れまわる。 (打撃)  昨夏から強力打線のレギュラーを獲得するなど打力は高いものを持っていた。天理戦では本塁打を打つなど長打力はある。ただボール球に対して振り回す事が多く、雑な打撃が多いのが課題。  スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置より下がった位置で構えている。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げてまっすぐ踏み込んでいきながら打ちにいく。トップの動きを見ると動き自体は小さく、遠くへ飛ばすタイプではなく、あくまで無駄を省いてライナー性で打ち返すことを意識している。  肩口から降りだして無駄がないように見えるのだが、どこかこねる打球が多く、中途半端なスイングとなって凡打になることが多い。まだ打てないボールに対してカットせず、自分がストライクゾーンに対して、確実に打ち返す技術は彼には備わっていない。イマイチ自分のミートポイントに合っていないのではないだろうか。 彼は踏み込んだ時に頭が下がり、目線の位置がずれやすい。うまく我慢できるようになって見極めができるようにもっと高い打率を残すことができるはずだ。 (守備・走塁)  三塁手としての守備については身体能力の高さは光るが、まだ雑。フットワークは悪くないのだが、打球の処理が雑で、ファンブルするシーンが多い。逆に捕手としては素晴らしいスローイングを見せていた。1.90秒~2.00秒をコンスタントに計測し、ベース間にコントロールされたスローイングをビシバシ決めていた。後ろから見ていたので、キャッチングについてはあまりわからなかったのだが、リード面については無難にコースを丁寧につく捕手という印象を受けた。
更新日時:2013.01.03

将来の可能性

 打者としてはもっと高い率を残す可能性を示しているし、守備では捕手・三塁を守れるので、さらに守備の完成度は高まるともっと評価は高まるだろう。高卒プロに行くようなポテンシャルはないが、大学・社会人レベルでも活躍出来るような選手。一冬で攻守の完成度を高め、来春は名門・浦和学院を引っ張る主将として活躍を見せることを期待している。
更新日時:2013.01.03

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