石川 直也選手 (山形中央)
短評
観戦レポートより抜粋(2014年8月19日) 山形中央は6回裏から石川 直也(3年)を投入する。 190センチの長身から最速147キロの直球、キレのあるスライダー、カーブ、フォークと投げ分けるポテンシャルの高さは、今大会トップクラス。だが愛媛小松戦で、4回途中で6失点。0対0の場面で投入した山形中央の庄司監督はこういう緊迫した場面で抑えることが出来なければ、全国上位には行けないと読んでいるからだろう。 もしこのまま登板がなければ、石川はリスクが低い場面での登板に限られる。 石川は走者を出しながらも、粘り強い投球を見せる。 特に素晴らしかったのは、7回裏二死二塁。上野 純輝(3年)から空振り三振を奪ったストレートが自己最速の148キロを計測。 このストレートが実に素晴らしかった。ミットまで一直線に伸びていき、その勢いはプロの速球投手のような凄みがあった。速球が真ん中に集まり、被安打を打たれることはあっても、ここ一番のストレートは手が出せない。長身投手の育成は難しいが、甲子園で躍動した。
更新日時:2014.08.21