峯 健太郎選手 (敦賀気比)
寸評
新2年生ながら、チームの1番・中堅を担います。ヒットの半分以上が長打というパンチ力を秘めた選手で、極めてポテンシャルの高い将来のドラフト候補です。 (第一印象) まだまだ荒い印象は受けますが、身体に「強さ」を感じます。選抜初戦の沖縄尚学戦では、第一打席にサード横を抜けるヒット、ニ打席目には、センターオーバーのスリーベースを放つなど、そのの片鱗を魅せました。 (守備・走塁面) 新チーム結成以来の38試合の3盗塁と、盗塁を積極的に仕掛けるタイプではないようです。一塁までの塁間に関しては、この試合ではよくわからず。ただ走塁技術はともかく、走力はそれなりにあるように見えます。 中堅手としては、落下点への入りは遅くなく、守備力も悪くないです。センターからの返球は少し山なりですが、地肩自体は基準レベルはありそう。 走力・守備力・地肩などは、平均~中の上レベルでまとまっています。 (打撃内容) 少し前に覆いかぶさるようなフォームが気になります。始動も遅すぎるので、打てる球は限られているのかなといった印象は受けます。 <長所> 小さくベース側にインステップして踏み込むので、外の球を強く意識したスタイル。特に踏み込んだ足元が、インパクトの際にブレません。そのため外角の厳しい球や低めの球にはついて行けるのでしょう。 動作が小さい分目線が動かず、体の開きも我慢でき軸足も安定しています。軸のブレないところは、彼最大の強味。 <課題> 始動~着地までの「間」がないので、打てるタイミングは限られます。あらかじめ狙い球を絞って、その球を打ち損じない「鋭さ」が求められます。 バットも少し遠回りに振り出されるところを、ヘッドを立ててスイングできているのでドアスイングになるのを防いでいます。フォローまでシッカリ振り切るスイングで、ボールも遠くに運べます。
更新日時:2013.03.23
将来の可能性
かなり癖のある打撃なのと、ボール捉えるセンスにやや粗さを感じます。ただ打球の強さ・長打力などポテンシャルの高さは確かで、順調に伸びて行けば来年のドラフト候補になるのではないのでしょうか。守備・地肩なども悪くないので、三拍子バランスの取れた強打者として、これから存在感をどんどん高めて行って欲しい存在でした。
更新日時:2013.03.23