澤山 光樹選手 (都立墨田工)

澤山 光樹

球歴:都立墨田工

都道府県:東京

ポジション:一塁手, 投手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:83.0 kg

学年:卒業

寸評

 背番号「10」を付けるがっしり体型の右投手。2回戦では6回から登板し、4回5奪三振無失点の好リリーフ。技術的に完成度が高い好投手だ。 (投球内容)  右スリークォーターから投じる直球は常時130キロ前後を計測していそうで、威力ある速球。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分け、外角を中心としてしっかりと投げ分けている。  クイックは1.15秒台と高速クイックが出来ており、素早いクイックでも、コーナーにしっかりとコントロール出来ているのが素晴らしい。動作が短縮されるクイックで、コントロール出来るということは体重移動が出来ているということ。牽制、フィールディングは優れた所は見られなかったが、全体的に完成度が高い投手という印象を受けた。 (投球フォーム)    彼に惹かれたのは技術的にしっかりとしたフォームである。技術的にしっかりしていれば、トレーニングの成果が比例してパフォーマンス向上につながるため、フォーム技術の高さが彼を取り上げる大きなきっかけになった。  ワインドアップから始動し、左足をゆったりと引きあげて、軸足である右足は一本足で真っすぐ立つことが出来ており、立ち姿が良い。お尻から先行して並進運動するヒップファースト。前足である左足をゆったりと送り込んで、柔軟に接地する。やや開きの早いフォームだが、内回りの回旋をしていき、打者寄りでリリースすることが出来ており、球持ちも良い。軸足の蹴りあげも良く、ぐっと体重が乗ったフィニッシュが出来ており、完成度の高い投球フォームで驚かされた。
更新日時:2012.08.05

将来の可能性

 投球内容、技術的には大学で続けていけるレベルにあり、特に投球以外の技術の高さ、投球フォームの土台の良さは光るものがあり、大学で密度の濃い練習を積んでいければ、自分の用いるポテンシャルを大きく伸ばすことが出来れば、140キロ台を計測する投手に成長しそうだ。  個人的には今後の進路が気になる存在。次のステージでは球場で、力投する姿が見られることを期待したい。
更新日時:2012.08.05

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