平山 修選手 (御殿場西)

平山 修

球歴:御殿場西

都道府県:静岡

ポジション:捕手, 外野手

投打:右 / 左

身長:172.0 cm

体重:60.0 kg

学年:卒業

寸評

 御殿場西では攻守でチームを牽引。背番号8だが、この夏は捕手としても出場した。打者としてシュアな打撃が光る。 (打撃)  静岡商戦では中前安打、左中間を破る二塁打、左前安打とセンターからレフト方向にも打ち分ける打撃を展開。敗れた御殿場西打線の中では最も目を引く存在であった。  スタンスはスクエアスタンス。グリップを頭の位置に置いており、バットを掲げる陽に持って、構えている。ホームベースから離れた位置に構えているのが特徴的だ。外角の捌きは得意としていて、懐を空けて内角を捌けるようにしたいという意思が見られる。  投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を回しこむように上げていく。あしっかりと足を上げることで、自分の間を取る事が出来ており、軸足に体重を乗せる事が出来ている。踏み込んだ右足は真っすぐ踏み込んで打ちに行く。  トップの動きを見ていくとバックスイング自体は小さく、グリップ位置も高く、トップを作るまでの立ち遅れは見られなかったが、さらに速いストレートを投げて、縦の変化球を武器にする投手と対戦した時に振り遅れずに自分のスイングが出来る選手であるか? というと仕掛けの遅さから考えて難しいと考える。  トップから振り下ろすようにバットを捉えていき、低めの球にはヘッドスピードの速いスイングで振り抜く事が出来ており、踏み込んだ足をしっかりと踏ん張って、しっかりと力を伝える事が出来ており、外角の打つ形は出来あがっている。 (守備・走塁)    キャッチング等を見ていると、専任捕手に比べてぎこちなさがあり、スローイングも2.10秒台とタイム的にもそれほどでもない。スローイングの軌道も高めに浮いてしまっており、捕手としては難しく、もし専念するならば、一層の努力が必要。外野手としてはのびのびと守っていて、守備範囲も広く、今後は外野手として生きることになりそうだ。  走塁を見ているとスピードは平均的で、特に突出するほどのスピードは感じられなかった。積極的に走る場面は見られず、走塁で売りに出来るものはなかった。
更新日時:2012.07.26

将来の可能性

 打撃センスの高さは目を引くものがあり、右投手相手には自信を持っていると言っても過言ではないほど自信を持ってスイングすることが出来ている。静岡県内では注目されている巧打者だが、実際に見て、他のレギュラーにはないミートセンスがあることは十納得できた。  ただ左投手の対応、球速が速い投手の対応、外野守備、走塁で目立ったプレーが見られなかった。大学でも続けられる打撃センスは見せているが、出場機会を伸ばすには外野手、捕手でも良いので、確実に守れる、スローイング出来る技術を身につけ、次のステージでも活躍出来る選手になることを期待したい。  
更新日時:2012.07.26

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