官野 峻稀選手 (旭川工)
寸評
驚くような球速はないものの、左腕から繰り出す縦横二種類のスライダーとスクリューボールを駆使する技巧派左腕。また打者としても対応力を兼ね備えていますが、甲子園での龍谷大平安戦では期待に応えることができませんでした。 (第一印象) けして球威・球速はないのですが、右打者の内角を厳しく突く投球を身上としています。それでいて外にもスクリューを落として来るなど、両コーナーを幅広く使う投球が持ち味です。 (投球内容) 球速は125~130キロ程度で、ボールは特別切れるといった感じではありません。それでも曲がりながら落ちるスライダーとスクリューボールを中心に、投球を組み立ててきます。安定した制球力を背景に、試合を作ります。 <長所> 振り下ろした腕がシッカリ腕に絡んで来る、腕の振りの良さが自慢です。そのため、速球と変化球の見分けが困難なはず。 <課題> 気になるのは、「着地」までの粘りもあり、体の「開き」も遅いはずなのに、それほど甘くない球でも打ち込まれてしまう点。投球の柱であるストレートに威力がないので、どうしても甘くない球まで打たれてしまうのでしょうか。 グラブは体の近くに最後まで抱えられていますが、足の甲の押し付けは浅いです。そのため力を入れて投げると、ボールが上吊りやすい傾向にあります。
更新日時:2012.08.18
将来の可能性
左腕としてはまとまりがあり、試合を作れる実戦型。ただ投球の核となるストレートに磨きをかけて行かないと、上のレベルでは厳しいでしょう。好い変化球はあるので、ストレートを磨けば、もっと生きてくるはず。地方の大学などに進んで、全国で通用する技量を磨くことになるのではないのでしょうか。貴重な先発型左腕、更なる成長が待たれます。
更新日時:2012.08.18
匿名
2024-04-20 at 1:39 PM
佐々木柊二は1年の時から出てますね
注目選手
2024-04-20 at 1:39 PM
佐々木柊二は1年の時から出てますね