工藤 七輝選手 (日本航空)

寸評

札幌市立西野中学出身（北海道）。 中学校時代は札幌新琴似シニアに所属し北海・玉熊将一や松本桃太郎らと共にプレーし、エース級として活躍。 小学生時代は日ハムジュニアファイターズに選抜された経験も。 ２年夏は背番号19でベンチ入りするも藤本、藤原の３年生や同級生の堀誠の後塵を拝する。 ２年秋は３回戦の日川高校戦にストッパーとして計１試合に登板。 一見して本格派投手とすぐわかる身体付き。下半身も良く鍛えられている。 フォームはワインドアップからダイナミックに右上手から投げ込む。フォーム的には身体の開きが出やすく力をロスしてしまうリスクもあるが現状は問題なく強烈な球筋が低めにコントロールされる。 投球は130ｋｍを超える伸びのあるストレートと100ｋｍを少し超えるスライダーを軸としている。 観戦当日の直球は135km弱の球速しか出ていなかったが元来140ｋｍを超えるという情報がある。 身体つきや球筋からもそれは充分に納得がいく。 この直球より目を引くのが鋭い曲がりのスライダー。 真を外すというよりは決め球にできるスライダーだ。 コントロールは若干苦手な様でカウントを不利にして甘い球をタイムリーにされていた。 かといって与四球で自滅する程ではない。同級生にコントロールが良い投手がいると比較的に目がついてしまうのは事実。