田口 麗斗選手 (広島新庄)
寸評
1年夏からベンチ入り。田口は広島大会決勝の舞台を経験している。その秋には背番号「1」を背負うようになった。辛口の迫田監督が「投手と必要な部分を全部備えている投手」と評するほどだ。 球速はMAX136キロ。球種もスライダー、カーブ、カットボール、フォーク、サークルチェンジと幅広い。性格面でも投手向きだ。上級生など関係ない。右打者のふところを突いてくるだけの制球力を持ち合わせている。 「インコースを突かないと相手に勝てないと思っています。右打者の懐を突いていくところは得意な部分でもあります」。田口は堂々と言い切る。表情以上に内面は強気である。走者を背負ったときに、強気を全面に押し出した投球ができる。体格には恵まれていないが、前向きな性格がマウンド上の田口を大きく見せている。 甲子園を目指して、広島市内の中学校から広島新庄に進学した。広島県北部から初めて甲子園出場に導く可能性は十分にある。
更新日時:2012.03.31