吉田 雄人選手 (北照)

吉田 雄人

球歴:北照

都道府県:北海道

ポジション:中堅手, 外野手

投打:右 / 左

身長:177.0 cm

体重:73.0 kg

学年:卒業

寸評

 北海道大会では19打数13安打と大当たりを見せたプレーヤー。昨年の主力・大野 雅也以来の大型プレーヤー。鳴門戦ではチーム初ヒットを放ち、突破口を開いた。浜田 達郎からも安打を記録し、アベレージヒッターとしての片鱗を見せてくれた。 (打撃)  スタンスはオープンスタンス。グリップは高めに置いて背筋を伸ばして構えている。腰が据わっており、両目で見据えている。バランス良く構えることが出来ており、筋の良さを感じる。投手の足を降ろし始めたところから始動を仕掛けていき、足を小さく上げて状況に応じてステップを変えていく。インパクト時に踏み込んだ足はしっかりと踏ん張って、膝の開きを抑えることが出来ており、力が逃げることなく振り抜くことが出来ている。 トップの動きを見ていくと捕手側方向に引いていき、振り出していく。グリップは体の後ろに入りすぎないので、インパクトまでロスがないスイングが出来ている。ボールを捉える能力は高く、彼は空振りすることは少ない。いずれの打席もしっかりと捉える事が出来ている。前裁きで、スイングの軌道はコンパクトなので、遠くへ運ぶスイングではない。 ただ当て打ちにならず、最後までしっかりと振り切る意識があるのは良いといえる。軸のブレも少なく、北海道大会で大当たりを見せたのも頷ける内容だ。 (守備・走塁) 打球に対する反応はまずまずで、守備範囲の広さも標準レベルに達している。もう少し球際の強さを極めていきたいところ。地肩の強さは標準レベル。まずまずの返球を投げている。 塁間タイムは4.3秒前後と突出したタイムを記録出来なかった。盗塁を決めたが、それほど速いとはいえず、走塁面で光る場面は見られなかった。 まだ守備・走塁に関しては無難にこなしている感じだ。この2年で高いレベルを求めていきたいところ。
更新日時:2011.12.20

将来の可能性

打撃の完成度は高い選手で、北海道大会神宮大会でも浜田 達郎からヒットを打つのも頷ける。選抜では注目される打者の一人に入るのではないだろうか。ヒットを打つ技術は極めているので、あとは引っ張れる球にはスタンドイン出来る技術を習得出来るようになると面白い存在になっていくと思う。 守備・走塁は高校生として標準のレベルに達しているが、もう少し高いレベルを詰めていってほしい。今年、神宮大会で出場した1年生野手の中では最も楽しみなプレーヤーではないだろうか。来春の選抜で大いにアピールしてくれることを期待したい。
更新日時:2011.12.20

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